藤井 幹晴 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
父親が小さな会社を経営していて、様々な法律問題に直面していたのを間近に見て法律に興味を持ったことがきっかけです。法律問題に困っている人に適切なアドバイスをしたいという気持ちが強かった為、弁護士を志しました。
印象に残っている案件(事件)
どの事件にも思い出はあります。どちらかといえば上手くいった案件より上手くいかなかった案件の方が印象に残っています。あの契約書のあの文言はこうしておけばよかったかもとか、あの準備書面であの主張をしたのは戦略的によくなかったかもとかです。上手くいった案件では、製造物責任を問われた訴訟において、被告代理人として、被告会社の関係者と技術的な面も含めて諸々検討し、7年近くに亘って闘って勝った事件が印象に残っています。
仕事の中で嬉しかったこと
自分がイメージした方向に案件が進んで、しかも依頼者が喜んでくれたときです。また、業界特有の慣行や技術的な知識についてキャッチアップすることは大変な反面、知見が広がることに嬉しさを感じることもあります。
弁護士になって大変だと感じること
色々な問題について、なるべく早く判断してレスポンスすることになるわけですが、その判断を間違えると後々の案件の処理に響きます。正確かつ迅速に判断をする為に、具体的には健康管理、ストレス対策に取り組んでいます。
また、机に向かっているときだけではなく、日常生活でも仕事が頭から離れない、という状況にはなります。新聞を読んでいても関連する記事が気になったりします。また、弁護士の仕事には絶対解がなく試行錯誤する余地が大きくあり、常に情報にアンテナを張っていなければいけない大変さはあります。
休日の過ごし方
少しでも身体を動かすようにしています。また、ストレス対策も兼ねて、時間の許す限り趣味である鉄道旅行をしてリフレッシュするようにしています。
弁護士としての信条・ポリシー
大きな方向を間違えてしまうと労力と時間を使うので、初めの一歩を踏み出すにあたって色々な視点や大局観を持つようにしています。
例えば、依頼者が取引先とこじれたとします。依頼者が法的に正しいとしても、その主張を押し通すだけでなく、依頼者が将来的に上手く取引先と付き合っていかれるように、様々な可能性を示唆して方向性を決めることを心がけています。また、スピード感覚を大切にし、依頼者とできるだけ連絡を取るように意識しています。
依頼者に対して気をつけていること
相手が法律の素人といっても煙に撒いてはいけない、ということです。聞かれた質問には誠実に回答するように臨んでいます。
関心のある分野
企業法務全般に興味がありますが、弁護士になってから一貫して扱っていることもあり知的財産権法の分野に一番関心を持っています。世界の工場の座を中国始め東南アジアに奪われた日本にとって、付加価値の高い生産活動が成長の拠り所になっていると思います。
また、倒産法、特に破産法にも興味があります。破産といったある意味極限の状況で、利害関係をどのように調整するかという醍醐味もありますし、人間の性みたいなものを垣間見ることができるからです。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の絶対数が増えているので競争が激しくなっていることは間違いないとは思います。個々人で仕事を掘り起こしていかなければならなくなっています。また、法令の改正の頻度も従前に比べると格段に高くなっています。これらのことなどから、より専門化は進むと思います。
今後のビジョン
一般的に競争自体は悪いことではないので、日々研鑽して行くしかないと思っています。専門分野を深めつつも、得意分野を一つずつ増やしていく研鑽が必要だと考えています。また、長期的なビジョンでは70歳前くらいに弁護士を辞めて別の仕事をしてみたいという気持ちもあります。弁護士は、普通の人では得られない経験が多くでき、それによって得た知見を糧にして何か違うことに臨んでみたいですね。
ページを見ている方へのメッセージ
依頼者が弁護士を選ぶ時代です。質問をして自分に合った弁護士を見つけられると良いと思います。