村松 謙一 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
人のためになる仕事がしたいと思っており、弁護士という仕事に魅力を感じておりました。自分が生まれてきた意味とは “For Others” だと思っておりますので、自然と弁護士という仕事を選びました。
印象に残っている事例
全ての案件が印象に残っています。企業に関わる全ての人のために「企業再建」を専門に行っており、それは人の命に関わるものですから、どれも印象深い案件ばかりです。
何故、私が倒産事件を専門に扱っているかというと、一般の民事事件であれば1対1で一人の依頼者の方を助けるのが基本です。それが悪いと言っているのではありませんが、企業再生では、その従業員であったり、家族、企業に関わる何百人もの多くの人々を助けることが出来るのです。
やはり、より多くの人を助けたいという気持ちが強く企業再生という仕事を専門にしているのです。
仕事の中で嬉しかったこと
あるゾンビ企業があります。私が関与して10年が経ち、未だゾンビの域を出ませんが、今でもかろうじて生きています。
当時小学6年生であったその従業員の子供は今春、無事大学を卒業し、かけがえの無い青春時代を送れたという報告を受けました。その時は嬉しかったですね。
そこに、ゾンビ企業を生かしてきた意味があると思うのです。仮に、世間からゾンビ企業と評され、救済に意味がないと揶揄されようと、そこには人間達が生きているのです。だからこそ、企業を救済したいのです。
弁護士になって大変だと感じること
やはり、破産寸前の企業の社長の方は、自分を追い込み、自殺するというケースも少なくありません。現にオフィスに遺書が届いたこともあり、そこには感謝の言葉が綴られていました。
「救えなかった」そういうときが一番辛いです。
休日の過ごし方
精神的にはきつい仕事なので趣味の世界に没頭していますね。プラモデルを作るのが好きなので、何時間も費やしています。
弁護士としての信条・ポリシー
決して裏切らないことです。最後まで守り通すことです。
依頼者に対して気をつけていること
指導し、導くことです。やはり間違いは正さねばなりませんし、ある意味父親としての顔を持つことが必要になります。
私の依頼者の方は、皆暗闇の中、不安に怯えています。そこで、私達弁護士が進むべき道に導き、灯台の様な存在になり、明かりを照らしてあげること、それが一番重要ではないかなと思います。
関心のある分野
「企業再生」です。これが専門ですから。
今後の弁護士業界の動向
より弁護士が重要となるでしょう。コンプライアンスという言葉が定着した昨今ですが、例えば中国ではまだまだ、法令遵守がなされていないように思われます。そういった国々に日本の弁護士が出て行くことも大切でしょう。
また、「法」とは正義のためのツールです。ですから、大事なことは弁護士自身が道を踏み外さぬよう、甘えたり、奢ったりしないで、弁護士がきちんと自分を律し、戒めながら、一義的ではない「正義」とは一体何なのかということを、考えながら研鑽を積んでいくことが大切です。
今後のビジョン
今後も、企業再生に携わり、一人でも多くの方を救いたいと思っております。
ページを見ている方へのメッセージ
99.9%ダメでも0.01%でも可能性があれば最後まであきらめないことです。