熊谷 剛英 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
正しいにもかかわらず、どうしても弱い者が虐げられてしまう、強い者にまかれてしまう、そんな現実に疑問を感じていました。経済的、また社会的に弱い立場にある人、腕力、権力、暴力などの強い人に苛まれることが多いでしょう。そこで私は、少しでも正義を実現するべく、その実現に助力できたらと思ったのです。
また、他の法曹のように公務員としてではなく、自由のある弁護士として働こうと思いました。原則、自由には責任が伴います。自分のやりたい仕事を自由にやって、自分でやった仕事には責任を持っていきたいと思ったので、弁護士を選びました。
印象に残っている案件(事件)
業績が悪化した企業への第三者割当増資を行った案件が、特に印象に残っています。
企業再生の際に行われる第三者割当増資とは、会社再建の場合であれば、スポンサーを見つけ、そのスポンサーが出資する(株式を割り当てる)という、会社の資金調達方法の一つです。証券会社がフィナンシャルアドバイザーになって、スポンサー候補を見つけてきて、スポンサーが入札をするという形式を採ります。
この案件は、短期集中型だったので、その分労力も使い、徹夜の日が続きましたね。その結果、その企業が立ち直ったので、やりがいを感じました。
仕事の中で嬉しかったこと、大変だと感じること
嬉しかったことは、やはり事件が解決して、依頼者に「ありがとう」と感謝されることです。
大変だと感じることは、依頼者の話(言いたいこと)をきちんと聞くことです。依頼者が本当に言いたいことは何なのか、法的な視点から汲み取ること、更にその先の汲み取った内容に基づいて活動することが難しいですね。
弁護士としての信条・ポリシー
「分をわきまえる」という言葉が好きで、信条としています。これは己の職責を全うするという「ノブレス・オブリージュ」の意味で理解しています。また、あくまで「依頼者のために」ということを考え、サービス業だということを念頭に置いて仕事をしています。
弁護士になる前後で、仕事へのイメージは変わったか
弁護士になる前は、泥臭い仕事とは無縁の、颯爽としたイメージがありました。弁護士になった後では、裁判所や警察署、現場へ向かうなど、外回りが多いという印象を受けました。オフィスに閉じこもっていることは、まずないですね。
休日の過ごし方
月に1回は休みを利用して、旅行に行くようにしています。最近では、福岡、沖縄、NYに行きましたよ。旅行に行かない週末は、ジムに行ったり、本を読んだりして過ごしています。
関心のある分野
交通事故、医療事故、学校にまつわる問題に興味があります。
学生時代
学生時代はほとんど、高校生を対象とした塾の講師のアルバイトをしていました。司法試験に向けての勉強は、独学で、基本書を読み、過去問をひたすら解いていましたね。私の大学のゼミ活動は短期だったのですが、刑法のゼミに入っていました。
ページを見ている方へのメッセージ
日常生活で何か困ったことがあったら、とりあえず弁護士に電話を入れてみてください。早めに相談をすると、より良い解決につながることが多いと思います。