上谷 さくら 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は大学を出て、まず新聞記者になりました。新聞記者になろうと思ったのは、文章を書くことや人と話すことが好きという理由もありますが、大学生の間に自分に向いているものを見つけられなかったという理由が大きいです。私は新聞記者になれば、多くの人々の話を聞けるので、自分に向いているものが見つかるのではないかと考えたのです。
新聞記者の仕事は毎日が刺激的で続けようとも思ったけれど、私は「事件が次々に起こるため、新聞記者は1つ1つに深く関わっている暇がない」という点に物足りなさを覚えました。もっと人と向き合って仕事をしたいという気持ちが強くなった時に「弁護士になろう!」と思いました。
また、事件報道をやっていた時(新聞記者時代)に被害者の権利が蔑ろにされていると感じたことも弁護士になろうと思ったきっかけです。本当に助けが必要なのは誰かということを考えました。
仕事の中で嬉しかったこと
依頼者の方に「肩の荷が下りた」「先生に依頼して良かった」と言って頂けると嬉しいです。依頼者の方の苦しい思いを少しでも軽減できていたら幸いです。事件裁判が終わった後に「先生に会えてよかった」と書かれた手紙を頂いた時は特に嬉しかったです。
弁護士になって大変だと感じること
弁護士の仕事は何から何まで大変です。今は慣れましたが、依頼者の方の気持ちになろうとすると同じように苦しくなり、仕事とプライベートへの切り替えが難しいと感じることがありました。弁護士の決断が依頼者の方の人生自体を左右することもあるので、責任が重く、精神的に苦しい部分もあります。
また、仕事量がとても多く、1つ終わらせると2つ仕事が増えている状態なので時間管理が大変です。私は小さい子供もいるので特に。しかし、弁護士が増えている今、この仕事の数は本当にありがたいです。
仕事をする上で意識していること
弁護士は当事者になるな、と言われますが、まずは、当事者になるべきだと思います。まず、自分だったらどのようにしてほしいかを頭に思い浮かべることが大切です。ささいなことでも、依頼者の方の立場になってみると共感できることが多々あります。
しかし、当事者になりきるだけでは弁護士とはいえません。当事者の気持ちを踏まえ、法律家として何ができるか、どのように解決するのが最も利益になるかを考えることが大切です。
関心のある分野
特定の分野を決めず、幅広く取り扱っています。最初にそんなこと知らないと思っても、調べるうちに「なるほど!」と思うことが多々あるので毎日が勉強です。現在は、私が女性であるからか、DV・離婚・性犯罪の案件が多いです。
今後の弁護士業界の動向
今後、弁護士の仕事が減ると言われているけれど、自分には実感がありません。ただ、昔のように待っていれば、次々に仕事が来る時代ではなくなったとは思います。ますます、きちんと仕事をする人としない人の差が広がるのではないでしょうか?真摯に職務に取り組む人々の仕事はなくならないと思います。
今後のビジョン
今後も1つ1つの案件を丁寧に対応していくことです。依頼者の方が事件前よりも幸せになれたと思えるような仕事をしていきたいです。