みなぐち ようすけ

水口 洋介 弁護士 プロフィール

所属事務所: 東京法律事務所
所在地: 東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル3階
赤坂見附(永田町)駅徒歩2分
受付時間
水口 洋介弁護士

インタビュー

水口 洋介 弁護士インタビュー
水口 洋介 弁護士 インタビュー

弁護士になろうと思ったきっかけ

高校生の時に、公害裁判や冤罪事件に取り組む弁護士にミーハー的に憧れたのが最初です。大学では法学部に入学して公害裁判や冤罪事件に取り組む弁護士になれたらかっこいいなあと思い、大学の司法試験受験団体に所属していました。

印象に残っている案件(事件)

25年弁護士をやっています。個々の事件もどれも印象深いですが、大型の国家賠償請求事件ですね。じん肺という職業病に罹患したトンネル工事建設労働者の約700人を原告として国とゼネコン約100社を被告にして全国11の裁判所に提訴した事件がありました。東京地裁で勝訴をした後、政府と和解して国の職業病対策を変えることができました。

仕事の中で嬉しかったこと

1993年頃、バブルが崩壊して労働相談を受けようと電話相談を企画しました。中間管理職の多くが会社から退職勧奨を受けていました。彼らからの相談をうけるためのホットラインです。一時期深刻な相談が殺到しました。上司から「君は会社にどんな貢献が出来るのか。」と迫られ、「退職することが君の会社への最大の貢献だ」などと言われて泣く泣く退職させられそうだという相談が多数でした。

そんな相談活動をしたため、一時期は20件くらいの労働裁判を担当することになってしまいました。その後一年くらいにたったとき、ある方から手紙と私自身の名刺が送られてきました。その手紙には「水口先生の名刺を持っていたおかげで1年間ずっと頑張ってくることが出来ました。今回は自分で納得して辞めることになりました。

もう名刺は不要になったのでお返しします。ありがとうございました。」という内容でした。訴訟で成果をあげるのも、もちろん嬉しいですが、自分が依頼者に伝えた励ましのアドバイスが相談者の力になれたのだと嬉しく感じましたね。

大変だと感じること

準備書面書きですね。大型訴訟事件だと100ページ、200ページも書かなければならないこともあります。土日も準備書面書きに追われたりします。準備書面作成は、あれこれ構想して工夫することは楽しい面もあるのですが、やはり書いているときは苦しいですね。また、依頼者とのコミュニケーションには気を遣います。何気ない弁護士の一言でショックを受けてしまう依頼者もいらっしゃいますので、難しいですね。

休日の過ごし方

最近は忙しくて、丸1日空いている日というのは月に1度あるかないかです。子供が小さかった頃、日曜日は子供と遊んでいました。あと、妻も働いているので、日曜日の朝食作りが担当でした。まあ、平日は妻が朝食をつくっていたので罪滅ぼしでしたが(笑)。

弁護士としての信条・ポリシー

私自身は、強者から弱者の権利を守るというポリシーです。また、依頼者と弁護士との関係は「楕円」関係にあると思っています。楕円には、二つの中心があります。依頼者(の要求)と弁護士の中心(専門家としての視点)の二つの中心です。離れすぎると楕円が壊れて信頼関係がなくなります。でも、中心が重なって同心円になってしまっては、弁護士の専門家としての視点が無くなります。それでは依頼者の権利をまもることができません。依頼者の要求と弁護士としての客観的な視点との間にバランスが必要ということですね。

依頼者に対して気をつけていること

言葉遣いを丁寧に、説明を丁寧に、そして依頼者様のお話をできるだけ丁寧に伺うことです。私自身せっかちな性格なので注意しています。

今後の弁護士業界の動向

弁護士が増えて大変になると思います。市民の皆さまにとっては、弁護士に気軽に相談や依頼が出来るようになるからプラスでしょう。ただし、弁護士業界としては需要と弁護士数のバランスが崩れて、弁護士が経済的に困窮することになる危険があります。その結果、弁護士のプロフェッション(独立した法律専門家)としての地位を維持できないのではないかと不安も感じますね。つまり、弁護士がお金のためにだけ仕事をするようになればプロフェッションの地位を失います。弁護士が増えても民事訴訟事件が増えていないのが現実です。今後は、民事訴訟制度等の改革と民事扶助制度を拡充していく必要があると思います。  

今後のビジョン

この年齢になると新しいことを始めるよりは、今まで蓄積してきた経験を磨いていきたいと思います。初心に戻って自然体にやっていきたい。

ページを見ている方へのメッセージ

弁護士の専門性や経験年数よりも1番大切なのは「率直に意見交換できるかどうか」だと思 います。弁護士に意見・質問ができないと、その弁護士にいくら力量があっても依頼者の方が納得する良い解決にはならないものです。実務経験が少ない若手の弁護士でもスムーズにコミュニケーションできる人はたくさんいます。依頼者と弁護士は一緒にボートで船を漕いで進むようなものですからね。

人物紹介

所属弁護士会

  • 所属弁護士会
    第二東京弁護士会
  • 弁護士登録年
    1959年

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