寒竹 里江 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学生での経験から、弁護士を志しました。
大学のときは、日雇労働者やホームレスの方の越冬の炊き出しを手伝ったり、琵琶湖の環境問題などに関心を持っており、これらの経験を生かしたいと考えていました。
ただ、司法試験を目指したのは親に「将来のことは考えているのか?」とせっつかれたのが直接のきっかけです。修習中には裁判官にも関心を覚えましたが、「在野」で依頼者の声を聴く弁護士を選択しました(裁判官になる程成績も良くなかったし・・・)。
印象に残っている案件(事件)
弁護士になりたてのころ、同期の弁護士ら10数人で障害者虐待事件の裁判をやりました。費用もあまりない中で、弁護団は随分努力しましたし、依頼者とキャンプなどを通じで「弁護士」という立場を超えコミュニケーションを図るなど、他の事件にはない苦労と楽しみがありました。
その結果、裁判に勝訴することができたので、大きな経験と達成感を得られることができました。
他に、金融機関の代表者を訴えた代表訴訟で「当事者適格」について最高裁で差戻し勝訴した事件、医療過誤事件、交通事故事件で被害者の方の障害が重い事案で賠償金を得られた事件などが印象に残っています。
仕事の中で嬉しかったこと
時間、労力をかけてやった事件で結果が出ることです。そこで依頼者に感謝されることが一番嬉しいです。
弁護士としての信条・ポリシー
大原則論ですが、まずは憲法に従うべきでしょう。弁護士は社会的弱者を助ける存在なので、どんなに大きな罪でも断る理由がなければその人の利益を考えるべきであり、場合によっては権力(検察・裁判所・行政)と戦うことも必要です。
依頼者に対して気をつけていること
依頼者の気持ちを尊重することです。弁護士としてだけではなく、一人の人間として、できるだけのサポートをしていくべきでしょう。また、依頼者のために、事件の見通しを可能な限りはっきりさせることが必要なので、無理なことはきちんと「無理」と伝えるようにしております。
関心のある分野
今まで、どんな事件に対しても積極的にやってきましたが、その中でも医療過誤、交通事故、刑事事件に興味があります。また、セクハラや離婚事件に困っている女性の依頼者が多いですので、こちらにも力を入れていきたいです。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の激増により、就職難の弁護士が多くなるでしょう。弁護士業界の将来は決して明るいものではないでしょう。
今後のビジョン
自分のスキルは身につけた上で、得意分野を磨きたい(医療過誤、交通事故、刑事弁護)です。また、死刑廃止を実現し、裁判員制度をなくすため法制度を改正の努力をしてゆきたいです。
ページを見ている方へのメッセージ
自分の問題について、自分で解決しようと無理をして悩んだり、弁護士に相談する前に諦める人がとても多いです。まずは弁護士に相談してみましょう。
裁判員制度と死刑制度には反対です。皆さんも一度考えてみて頂ければ幸いです。