佐々木 英雄 弁護士 インタビュー
検察官から弁護士に転身
私はまず検事になりました。その動機は、受験勉強中の基本書・参考書が弁護士らによる検事批判ばかりだったので、私も一時それに同調していましたが「批判するのはた易いが、それより自分で信念に従って実行すべきではないか」と考えたからです。
検事生活28年の後、公証人を2年半務めましたが、机に座っていて判を押すだけの仕事は嫌で弁護士になりました。
印象に残っている事例
20歳になったばかりの青年が覚せい剤取締法違反で起訴された事件で、青年には同種前歴があり、「実刑間違いなし」といわれていましたが、裁判官に「私が全責任を負うから」と言って、保釈してもらい、半年間程その青年と寝食を共にし、執行猶予判決を得た事件は深く印象に残っています。
弁護士としての信条・ポリシー
人権尊重と法秩序維持の調和。これを目標に昔から努めてきました。
また、あくなき真実の追求の心を忘れずに、一生懸命記録を読み、証拠を評価し、主張することが私の使命だと思っています。
依頼者に対して気をつけていること
私はつい事件にのめり込む癖があるので、のめり込みすぎないように注意しています。
今後のビジョン
これからも変わらず、事件の選り好みをせずに、困って相談に来た依頼者の方々のために最善を尽くしたいと思います。
メッセージ
私は近年、検事の能力に大変疑問を抱いています。そして、裁判員制度が始まりましたが、国民の負託にこたえる為には、裁判官の資質向上と“身内意識”といった意識の改革こそが必要だと私は思います。