すずき ともゆき

鈴木 知幸 弁護士 プロフィール

所属事務所: 東京丸の内法律事務所
所在地: 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル225区
有楽町駅徒歩4分
鈴木 知幸弁護士

インタビュー

鈴木 知幸 弁護士インタビュー
鈴木 知幸 弁護士 インタビュー

弁護士を目指した理由

正直、「絶対に人助けをしてやろう」といった高尚な目的はありませんでした。私の中での弁護士のイメージは、単純に「独立業」というもので、そこに魅力を感じていました。私の父が建築設計事務所を営んでいたこともあり、独立業というものは「自由」と「責任」が同居する、良いイメージがありました。成功しても失敗しても自由に行動した結果が自分の責任に跳ね返ってくる、という点がわかりやすくて性に合っていたんだと思います。

弁護士の仕事をしてて嬉しかったこと

困っている依頼者がいて、裁判などで非常に上手く解決し、感謝をされると、もちろん嬉しいです。

ただし、そういった大きな場面だけではなく、依頼者の方から信頼されている、と実感出来るような出来事が日々積み重なることにより、仕事上の大きな充実感を感じることが出来ます。例えば、チームでやっているような仕事でも私を指名して電話で相談をしてきてくれたり、深夜や休日でも困ったことがあれば私の携帯電話にすぐに連絡をくれたり、ということがあると、依頼者からの信頼を実感出来て、励みになります。

また、裁判でも、勝てばもちろん感謝してくれることが多いですが、仮に、負けた場合であっても、「先生がやってくれて上手くいかないのなら仕方がない」と言ってもらえると、依頼者の方との信頼関係においては、救われる面があります。

弁護士として大変だと感じること

一番大変だと感じることは、法律の世界は明確に結論が出ることが思っている以上に少ない、ということです。条文にそのまま載っているようなことであれば答えは明確なのですが、実際に相談を受ける内容は、適法か違法か極めて微妙なケースであったり、裁判で争いになった場合に、100%勝てるとは言えないケースであったりします。そういった問題に対して、どのように向き合って対処していくのか、という点がこの仕事の一番大変な点であり、また、腕の見せ所でもあると思います。

例えば、法律上の結論が明確でないからと言って、「ケースバイケースです」などと言うだけでは依頼者は納得しません。適法と判断される可能性や裁判で勝訴する可能性がどの程度なのか、ということを精緻に検討して依頼者に伝えることが重要です。それにはもちろん経験も必要ですし、裁判例や論文などで詳細な調査をした上で法律の隙間を埋める必要があります。また、依頼者が予定しているスキームや契約書の条項を変更すれば、法的に適法と認められる可能性が高まることもありますので、法的に改善出来る余地がないかも常に考えなければなりません。

さらに、このようにして検討した結果を、依頼者にどのように伝えてあげるか、という点も大切です。例えば、法的な見込みを伝える際に、「まず大丈夫だと思いますが、リスクがあります」と言うのと、「リスクがありますが、まず大丈夫だと思います」と言うのとでは、同じ検討結果を伝えていても、受け手の印象は若干変わるはずです。その意味では、依頼者が止めてほしい、と思っている場合には前者の説明をし、社内の稟議を通したい、と思っている場合には後者の説明をする、といった工夫を加えることも必要です。このように、同じように時間を掛けて検討しても、最後のちょっとした説明の仕方により、依頼者からの評価が変わる、という点では、最後の最後まで気が抜けず大変だと思います。

仕事をする上で意識していること

先に述べたこととも関連しますが、依頼者が何を望んでいるのか、ということを常に考えるようにしています。別の言い方をすると独善的にならないように気をつけています。例えば、依頼者によっては、端的に結論だけ説明してほしいという人もいれば、私がどういう風に考えてそのような結果に至ったかという経過もきちんと説明してほしいという人もいます。依頼者がいずれを望んでいるかを把握出来ないと、満足のいく説明にならない可能性があるわけです。

したがって、依頼者の話をよく聞いて、依頼者が相談してきた経緯、立場、目的などを考え、結局、依頼者は何をしてほしいと思っているのか、ということは常に意識するようにしています。また、私は、企業法務を扱うことが多いので、企業の社長や担当者などと食事をする機会が結構ありますが、その際には、普段の私のサービスに至らない点がないかを素直に聞いてみたりすることもあります。

関心のある分野

ある特定の分野というよりは、これからは複数の分野が交錯するような案件が弁護士にとっては非常に大事になってくると思います。例えば、私は、企業法務の中でも、M&Aや、エンタメ業界のプロジェクト案件などの相談を多く取り扱ってきましたが、昨今の不景気により、関係当事者が倒産するなどして、紛争が顕在化するケースが増えてきています。

このような場合には、M&Aやファイナンスの知識も必要ですが、他方で、裁判実務や倒産法の知識・経験も必要になり、両方について実務的な感覚がないと、なかなかピントの合ったアドバイスが出来ません。

弁護士は専門化が大切ということは、この業界では口を酸っぱくし言われていますが、例えば、業務の100%が不動産の証券化案件である弁護士は、複数の分野が交錯した案件では苦労するかもしれません。いくつかの分野について一定の専門性や経験を有し、それに基づいて幅広い嗅覚が備わっている弁護士、というのがこれからは重宝されると思います。

今後の弁護士業界の動向について

弁護士サイドから見たら、競争は厳しくなると思います。人数も増えていますし、司法書士等の隣接業種の方も一部の裁判業務が出来るようになっています。また、昨今の不景気により特定の分野の業務は減るとも言われています。

ですから、「弁護士」という肩書だけでは、大きなアドバンテージにならない時代になると思います。昔に比べたら、既にそのような時代になっていると思いますし、今後その流れが更に加速すると思います。したがって、そのような中で何が出来る弁護士なのか、ということが今後は非常に重要になってくると思います。

人物紹介

所属弁護士会

  • 所属弁護士会
    第一東京弁護士会
  • 弁護士登録年
    2003年

よくある質問

鈴木 知幸 弁護士の事務所へのアクセス方法は?
鈴木 知幸 弁護士の事務所へのアクセス方法は、
【所属事務所】
東京丸の内法律事務所

【所在地】
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル225区

【最寄り駅】
JR東京駅および有楽町駅から徒歩5分 千代田線二重橋前駅から徒歩5分

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