渡瀬 耕 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は人間心理に興味があったため、大学では心理学を専攻し、また見知らぬ国を英語北京語を便りに旅することが好きだったため卒業後海外営業担当のサラリーマンになりました。
しかし、大企業での仕事は分の創意工夫で成果があがるというよりは、市況や会社の競争力で物事が決まる場面が多く、もっと自分の力で勝負が決まる仕事をしたい、という思いが蓄積していきました。その後紆余曲折を経て、より大きな手応えと自己実現を求め、新たなチャレンジを始めました。
仕事の中で嬉しかったこと
どの事件でも依頼人にとって良い結果がもたらされるととても嬉しいです。
たとえば労働事件で勝訴して「人生が変わりました」というお手紙を頂いたときや、DV被害者からの離婚請求事件で、勝訴判決を得て、慰謝料債務も現実に履行させた後で、被害者とお子様方の笑顔の写真が送られてきたときなどは、弁護士冥利に尽きるというものです。
弁護士になって大変だと感じること
私の仕事はいわゆる「マチ弁」で、それぞれの事件に依頼人や関係者の人生がぎっしり詰まっています。たとえ名前が同じ「離婚事件」でも、二つとして同じ事件はありません。 つまり弁護士業は、ある意味人の人生を背負った仕事ですから、相当の覚悟が必要ですし、逆にそこが(同じコインの裏表のように)やりがいがある点です。朝早く目が覚めたときに、事件の事が頭に浮かんだりすることもあります。
私は現在公益活動として犯罪被害者の支援活動を行っておりますが、被害者の方々は、直接の被害だけでなく精神的にも相当傷ついている場合も多く、そのケアは難しく大変ですが 同時にやりがいと感じている点でもあります。
休日の過ごし方
音楽(クラシック、ポップを問わず)が好きで、鑑賞だけでなく合唱団にも入っています。カラオケにも行きます。歌っているときは何も考えなくて良いのでストレス解消になり、頭の疲れもスッキリととれます。
国内外を問わず、旅行も好きです。現在勉強中の受生の皆さんも、時々リフレッシュした方が能率も上がりますので、自分なりのストレス消法を持つことをお勧めします。
弁護士としての信条・ポリシー
信条やポリシーというような大げさなものではないですが、依頼者の方々が、私に事件を依頼した事によって、少しでも幸せになってほしい、より好い方向に進んでほしい、という「思い」でやっています。
依頼者に対して気をつけていること
弁護士というと未だ敷居が高い存在と思われている方もいらっしゃり、特に費用面に関して不安を感じておられるようです。そこで私の場合、必要になる費用全部を事前にオープンにするようにしています。
また、都合がつけば、休日や夜間でもなるべくお客様の希望に合わせてアポをとれるようにしております。
関心のある分野
元サラリーマンという経験から労働事件、破産・債務整理、離婚、刑事弁護など、また高齢化社会を迎え、相続、遺産分割、遺留分の紛争や遺言のご相談も随分扱わせて頂きました。 普通の人が一生の間に必要とされる法律題全般について、お役に立てる法律家でありたいと願っています。
その中で、(DV被害者も含めた)犯罪被害者支援は特に関心があります。かつてわが国では、その支援は被告人の人権に比べればマイナーかつ遅れた分野でしたが、今世紀に入って理解と法整備が進みました。被害者の方々も刑事裁判に参加し、また刑事裁判に付帯して損害賠償請求などの制度も始まっており、私も代理人を経験しました。
何の落ち度もないのに突然酷く傷つけられ苦しんでいる犯罪被害者は、もっとも切に救済が求められている存在のはずです。
また日本語が不自由な外国人の方のために、英語による相談も積極的に受け、国際的な家事事件もいろいろと経験して来ました。
悩みを抱える方へのメッセージ
今まで弁護士というと、偉そうなイメージがありましたが、これからの社会は、弁護士等の専門家を一般の人も気軽にどんどん利用する時代になると思います。
もっと気軽に弁護士を利用・活用して、よりよい人生を実現して頂けたらいいな、と思います。