田島 純藏 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
大学卒業は銀行に入社しました。しかし、大学時代に事情によりあまり勉強ができなかったこともあり、社会人になり何か勉強をしたいと思うようになりました。給料をもらいながら勉強することができるのが司法修習生だったため、司法試験を目指したのがきっかけです。
もともと理系の科目の方が得意だったのですが、自分の身近で事件で起こったことがきっかけで法律に興味を抱き勉強するようになりました。司法試験に合格してから裁判官を5年間経験し、その後弁護士になり今に至っています。
弁護士になって印象に残っている事例
埼玉県の山の中でタクシー会社の方がトラックに追突された事件です。タクシーが片側2車線の道路を横切ろうとしたところトラックにぶつかったんですが、どちらも青信号だったと主張していました。
しかし、後からトラックの運転手が飲酒運転だったことが分かったんです。
私は事故現場へ行き、お互いが主張した通りに再現をし、ビデオに撮ったのですが、実際に再現してみるとトラックの運転手が嘘を言っていたのが分かったんですね。裁判の場でそのビデオを見せて完全勝訴だったのですが、その時は本当に気持ち良かったです(笑)。また、現場に行くことの大切さを実感した事件でもあります。
仕事で嬉しかったこと
紛争の中に身を置いている依頼者の悩み、問題を解決出来た時です。その為に私は弁護士という仕事をしているので、やはり依頼者の喜んでくれる姿が何よりも嬉しいです。
その他には、製造物責任法の立法や民事訴訟の改正、交通事故の赤い本の作成などに関与をしたりと、事件以外の仕事に関われたことは社会のためにもなり、またやりがいもあって楽しかったですね。
大変だと感じること
裁判でこちらの立証を証拠化していくことです。そのためには事実をよく見ることが本当に大切になってきます。例えば交通事故の案件の時には、依頼者の話を聞くだけでなく、必ず現場に行き自分の目でしっかりと確認するようにしています。やはり現場に行くことでより事実が分かり証拠として残せるんです。
弁護士としての信条
事実を大切にすることです。当たり前のことではありますが、依頼者によって事件はそれぞれ異なるのでどれとして同じ解決方法はありません。1つ1つ妥当な解決法を見出すためにも、事実がどうなのかということにこだわり仕事をしています。そして誠実であることを大切にしています。
依頼者に対して心がけていること
依頼者からのご相談ごとは全て聞きますが、依頼者の話していることを全て信じるのではなく客観的に聞くようにしていることです。それは、依頼者のことを信用していないとか疑っているということではく、本気で弁護したいと思うからこそです。
本気で弁護しようとするならば、やはり依頼者にとって不利になるようなことも含め本当の事実を知らなければなりません。話を聞く時はまず大きく話を聞き、それから細かいところを聞くようにしています。そうすることで、事実にズレがあった場合気付くんです。
また、信頼関係を築くためにビジネス的に接するのではなく、同じ立場で、対人間として接する様にしています。 .
悩みを抱える方へのメッセージ
最近は相続事件のご相談も多く、結構やっています。後腐れのないきちんとした解決をするためにも、1つ1つのことに対し納得して欲しいと思っています。そのためにはやはり弁護士を通し、それが適切な解決かどうかを見てもらうことが必要になってくると思います。どんな事件にしても、気軽に弁護士に相談して欲しいですね。