まちだ ゆきのり

町田 行功 弁護士 プロフィール

所属事務所: ピルズベリー・ウィンスロップ・ショー・ピットマン外国法事務弁護士事務所
所在地: 東京都 千代田区麹町1-7-25 フェルテ麹町ビル5階
半蔵門駅徒歩5分
町田 行功弁護士

インタビュー

町田 行功 弁護士インタビュー
町田 行功 弁護士 インタビュー

弁護士を目指したきっかけ

私が学生のころはちょうどバブルの時代で、このまま何も持たずに社会へ出ることへの不安から司法試験に挑戦しようと思いました。初めは検察官を志しましたが、司法修習時代にお世話になった事務所の先生に惚れて弁護士になりました。

もともと漠然と海外への興味があり、弁護士になってからアメリカのロースクールへ進学しました。ただ、初めから渉外弁護士になろうと思っていたわけではなくそれまで国内事件を中心に扱っていましたし、現在も一般のお仕事をすることもあります。

印象に残っている事例

弁護士になり、初めて1人で最初から最後まで担当した国選事件です。

私が刑事弁護人として担当したのは、高校生と大学生の2人の娘と公務員の夫を持つ女性でした。それは窃盗の事件だったのですが、悪い男と不倫関係になり競艇にはまってしまい、競艇のためにお金が必要になったんですね。そのような事件ですから、娘たちも母親を軽蔑していましたし、夫も離婚だ、ということになっていました。

弁護をしていくなかで、どうしてこの事件が起きてしまったのかということを当事者の立場から考えました。そうすると、旦那さんが奥さんをあまり思いやってあげてなかったのではないか、などいろいろ見えてくるんです。

結局もう一度家族をつくり直して行こうということで、家族の絆を確認しあうことができ、裁判では執行猶予がつきました。しばらくは手紙などでご連絡をいただいたりしていて、とても印象に残っている事件です。

もう1つ、これも刑事事件です。2人の娘さんを持つお母さんを弁護したのですが、初めはその方の債務整理を担当していました。ご主人は弟の会社の保証人になっていて、会社が倒産してしまい闇金融で借金をつくってしまいましてね、その借金を残したまま自殺してしまったんです。それでお母さんから相談を受けていたのですが、他にも盗難にあうなど不幸が重なったりもして、お母さん自身も自殺を決意したんです。

お母さんは2人の子供に睡眠薬を飲ませて、山の奥で排気口から車内にガスを引き入れて無理心中を図ったんです。車の中に「後のことは町田先生にお任せします」というメッセージが残されていて、所轄の警察から電話がかかってきました。結局、下の娘さんには障害が残ってしまったのですが3人とも命を取り留めました。

この事件は、お母さんにとっては自殺ですが、子供たちに対しては殺人未遂ですよね。でも、子供たちは最後までお母さんに睡眠薬をのまされたことを否認し続け、無理心中ではないと主張し、最終的には起訴が見送りになりました。

他にも会社更生の事案なども、大型の案件になると従業員1000人以上の人生を背負うわけですが、会社が立ち直っていくのに些かなりともお役に立てるのは、どの事案においても印象に残るものですね。

仕事の中で嬉しかったこと

お客さんがリピーターとして来てくれたり、以前のお客さんの紹介で新しいお客さんが来てくれることです。これは、感謝されるということももちろんですし、弁護士として信頼していただいているということなのでとても嬉しいです。

弁護士になって大変だと感じること

まずは、依頼者さんとの距離感ですね。依頼者に対する「共感」というのはもちろん大切で依頼者の立場にたって活動しなければならないのですが、一方でそれが「感情移入」になってはいけない。やはり裁判は客観的な第三者が判断するものですから、代理人として活動するためには客観的な視点も維持し、耳障りなことであっても依頼者さんに伝えなければなりません。また、依頼者の希望するものが私の倫理・正義感と合わない場合というのも悩むことがあります。

それから、企業の依頼者にはタイムチャージで報酬をいただくのですが、このシステムでは時間をかければかけるほど料金があがります。経験がある弁護士がやれば1時間で終わる仕事が、経験のない弁護士は調べたり勉強をしたりしてもっと時間がかかることがあると、経験の浅い弁護士に依頼する方が高くなることがあります。

アメリカでは弁護士の勉強費用をお客さんが負担していると言われたりすることもあるんですね。私も契約書をつくったり仕事をしていると、本当はもっと調べたり考えたりしたい、と思うことがあっても、時間をかけ過ぎるとお客さんの負担になってしまうかな、と考えたりしてその兼ね合いが非常に難しいですね。

それから、実際今一番つらいのは時差の問題です。アメリカのお客さんが多いので、特に東海岸などですと、13時間違うので夜中や早朝に仕事をしなければならないことがよくあるんですよね。

弁護士としての信条・ポリシー

手抜きをしないことです。やっつけ仕事は絶対にしない。時間が許すなら書面は一度書いたら少し寝かして見直したりしています。

あとは、常識を疑うということです。法律を勉強していると、よく、「こうするのが合理的だ」とか「経験則によるとこうなる」という事があるんですが、そのような抽象的な言葉に騙されないように心がけています。

依頼者に対して気をつけていること

解決策を提示すること、事件の見通しをできるだけ依頼者に早く伝えるということを心がけています。色々なオプションはあった方がいいのでしょうが、依頼者は大抵法律の解釈ではなく、解決策を求めて来られますからね。

あとは、依頼者の時間を無駄にしないように打ち合わせの際には準備をきちんとしていくことです。法律のトラブルにあまり巻き込まれたことのない依頼者とお会いするときは、大切なところを依頼者に話してもらうためにも聴き方を工夫しています。

関心のある分野

環境問題です。法律家としての視点からどう関わっていけるか、ということに関心があります。

環境に関しては、私がアメリカのロースクール時代に環境法のゼミに属していたことがきっかけです。アメリカには面白い制度がありまして、ミズーリ州だったんですが、州の最高裁に登録すると、教授の監督の下でロースクールの生徒も弁護士のような活動ができるんです。

火力発電所の建設差止め請求の事件だったのですが、日本でももっと弁護士がそのような事件に関わっていける方法はないのかなぁと思っているところです。

また、租税にも特に興味があります。税には、それによって社会が活性化されたり、活動が阻害されるという作用があります。ある特定の産業を振興させたいと思えば、その分野の企業に対する法人税を優遇するとかそういったことで活性化させることができるわけです。今後はこういったことも専門的に勉強していきたいと考えています。

悩みを抱えている方へのメッセージ

法は万能ではありません。真実は当事者と神様にしか分かりません。そして紛争は、複雑になればなるほど、解決までに時間もお金も労力もかかります。そうならないために、何かトラブルがあれば早めに弁護士に相談してください。“The sooner,the better.” です。

人物紹介

所属弁護士会

  • 所属弁護士会
    東京弁護士会
  • 弁護士登録年
    1997年

町田 行功 弁護士へ問い合わせ

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町田 行功弁護士
03-5226-7260

よくある質問

町田 行功 弁護士の事務所へのアクセス方法は?
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【所属事務所】
ピルズベリー・ウィンスロップ・ショー・ピットマン外国法事務弁護士事務所

【所在地】
東京都 千代田区麹町1-7-25 フェルテ麹町ビル5階

【最寄り駅】
半蔵門駅

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