菅原 万里子 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
慶應義塾大学の法学部に入り、大学の授業の中でたくさんの弁護士のOBが教えに来てくれました。その方々に憧れ、弁護士になりました。
また、法律、特に民法をはじめとする私法は、社会生活上のごく一般常識的なルールを定めたものであり、取引社会をはじめとする社会生活を円滑に進める知恵が含まれています。知っていれば騙されないし、取引上の事故を起こしません。ちょっとした知識で人を助けられるのは人間の良心にあふれ、素晴らしいことだと感じたからです。
印象に残っている案件(事件)
なかなか勝つことのできない税務訴訟で、しかも第1審で敗訴した事件につき、控訴審で逆転勝訴したときは嬉しかったですね。
仕事の中で嬉しかったこと
自分が関与したM&A案件が新聞に載った時も感慨深いものです。自分の仕事ぶりが依頼者から評価されることが喜びです。
弁護士になって大変だと感じること
仕事は何でも大変ですが、トラブルを処理するときに一番当事者が望んでいる解決の方法が見出せないとき、また必ずしも理解して頂けないときが大変だと感じます。
休日の過ごし方
ウォーキングをしています。運動をしないといい考えを思いつきません。2時間歩くと悩みもすっきりしてよく眠れます。
また、いつでもできてお金もかからず、すぐにやめることもできるので手軽に行えます。
弁護士としての信条・ポリシー
真面目にやることです。明日できることは今日やる。常にスキルアップにつとめています。
依頼者に対して気をつけていること
依頼者の方に対して最大限のことをやることです。約束できないことや、安易なことは言わないよう気を付けています。
関心のある分野
取引法分野全般です。M&Aやジョイントベンチャーその他の投資案件の仕事が多いのですが、そのような仕事の過程では、幅広くリーガルリスクを感知する感覚を磨くことが重要と考えております。
「M&A」「会社法」というように専門分野を特に限定した勉強や興味の持ち方はしません。また、近年民法債権法の改正に絡んで、興味深い議論が展開されています。
今後の弁護士業界の動向
将来のことは、わたしにもわかりません。
ただ、弁護士は本来の自分達の役割をもっと自覚し、サービスアップに努めた方がいいとは感じます。弁護士に対する世間の評価は年々厳しくなり、法律に絡むいろいろな仕事について、「弁護士に頼まなくても良い」と思われるような傾向にあります。
しかも、現在では、司法書士、行政書士も弁護士と似たような仕事をしています。しかし、行政書士や司法書士は弁護士と同じ法曹教育を受けてきたわけではありません。法律を理解するトレーニング量という点からすれば、弁護士と司法書士・行政書士では実は各段の差があると思います。
しかし、弁護士はあまりサービス精神が高くないためか、弁護士のスキルについてはあまり世間には理解されていないのではないかと思います。
また、高い倫理意識を保ち、それに基づき業務を行っているということを理解してもらう必要もありますね。それを判ってもらえるようなアピールが必要な時代になっていると思います。
今後のビジョン
自分に求められるニーズを模索しながら仕事をやるのみです。顧客から必要とされる弁護士であり続けることが必要ですが、これは本当に大変なことですね。1年ごとに自分が今年やってきたことはなんだったのかを振り返って、次はどうするかを考えやっていきたいと思っています。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士も、良識を持ち人の役に立ちたいという気持ちを持っています。相談はなかなかしにくいかとは思いますが、どうぞ気軽に相談してください。