江森 史麻子 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
女子大を卒業して音楽の勉強をしにアメリカへ行きました。
東京に帰って来てからは、曲のアレンジや、音楽講師、当時流行っていた通信カラオケの打ち込みなど音楽の仕事をしていました。そういう時代が3~4年続き、音楽家としての自分の将来像の限界が少しずつ見えてきました。そして、これをずっと続けていく仕事にするのは、なにか物足りないと感じました。
この時私は29歳でしたが、阪神大震災や地下鉄サリン事件といった騒がしい時代で、テレビに弁護士がたくさん出ていました。それを見て、自分の言葉でものを発信できるのはすごいことだと感じました。そこで、予備校へ通って勉強を始めました。
弁護士としてのスタートが遅かったので何か専門性を身につけたほうが良いと思い、今まで自分がやってきた音楽の部分と重なる分野で著作権を専門分野にしようと思いました。それがきっかけです。
印象に残っている案件(事件)
今は著作権の案件が仕事の約半分を占めています。著作権関係の事案では、著作者の思い入れが強くて解決に時間のかかるものが多くあります。法律論としての解決ももちろん大切ですが、それだけでなく、依頼者の方の気持ちの部分の解決、納得いく解決ができればと思っています。
仕事の中で嬉しかったこと
依頼者の方に喜んで頂けて、また依頼者の方の波だった心がおだやかになったと感じ取れるときです。
弁護士になって大変だと感じること
依頼者の方のお話を伺っていても、その方が本当は「何」を一番大切に思っているかがわからないときです。信頼関係を築かなければ良い仕事はできませんから、とにかくコミュニケーションを取ることを心がけています。
休日の過ごし方
仕事の勉強を兼ねて、映画を見たり自宅でDVDを見たりすることが多いです。著作権の仕事をしているので、新しい表現スタイルに対応していかなければいけないですし、依頼者との話題も必要ですしね。また、友人を招いてパーティーをすることもよくあります。
弁護士としての信条・ポリシー
本当に喜んで頂ける解決を依頼者とともに考えることです。
依頼者に対して気をつけていること
信頼関係の確立の中で、言葉だけでなく、心も感じとれるようにして、一番大切にしているところを理解することが大切だと思います。
関心のある分野
著作権はもちろん、その周辺の知的財産分野全般です。最近は、商標権や不正競争防止法などが複合的に問題となる案件も増えていますので、勉強は欠かせません。また、インターネットを巡る新しい問題については、話題に遅れないようにしています。
今後の弁護士業界の動向
今、若い人は大変だと思います。依頼者が弁護士を選ぶ時代になりました。弁護士としては、以前にも増して日々の勉強が求められる時代だと思います。
今後のビジョン
やってみたいこと、やりたいことは沢山ありますが、決まったビジョンがあるわけではありません。今やっていることを丁寧にひとつひとつやっていく中から、ビジョンが開けてくると思います。
ページを見ている方へのメッセージ
問題が本当に拗れてからだと大変です。弁護士が必要か必要でないかわからないときから、弁護士に相談に来て下さい。弁護士を身近に感じて頂きたいと思っています。