伊達 俊二 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
大学時代はずっとラグビーをしていましたが、3年生の秋に大けがをして入院し後遺症も残ったため、就職活動ができなくなりました。落ち込みましたが、仕方なく司法試験でも受けてみようと思ったことがきっかけですね。弁護士を目指した理由は、組織に縛られず自由な発想でチャレンジをすることも出来ると感じたからです。
印象に残っている事例
裁判員裁判の第一号事件です。私自身世間からあんなに着目されるとはおもいませんでした。模擬裁判は行っていましたが、すべてが初めてのことですし、スケジュールも非常にタイトで約3か月間は他の仕事ができませんでした。
毎日メディアの方々が私の後をついてきて、何処に行くのか確認されましたし、私の事務所にも多くのマスコミの方がいらっしゃいました。検察官や裁判官も、皆初めてのことでしたので、試行錯誤でした。
しかし、これからの刑事裁判はどうあるべきかを考えるためにはよい経験でした。今もそのときの経験を活かせていると思います。
仕事で嬉しかったこと・大変なこと
常に多くの事件を抱えていますので、とにかく1つの事件がいい解決をして終わることが嬉しいです。
大変なことは、私たちの想いが裁判所や検察官に伝わらないことです。例えば、日本の裁判では99.7%が有罪判決です。しかしその中には間違いもあるはずです。冤罪のニュースも何十年に一度報道されます。私たち弁護士は生の事実と接する機会が多いので、真実をなんとか裁判官や検察官に伝えようと努力するのですが、伝わらないこともあります。
弁護士としての信条
基本は素朴な正義感を持ってやることです。素朴というのは、真実を知りたい、正しい人が正しい権利を持ってほしいという純粋な思いです。
依頼者に対して気をつけていること
一定の距離を置くことです。
依頼者のことを1番に考え、一生懸命やりますが、相手方だったらどうするかと常に別の角度から考えるようにしています。そうするといろいろなアイディアが出てきますし、依頼者をベストな解決へ導くことができます。
悩みを抱える方へのメッセージ
弁護士というと敷居が高く、どの弁護士に相談してよいかわからないと悩まれることもあると思います。しかし悩まずとにかく一度会いに来ていただきたいと思います。弁護士は普通の人間ですし、気軽な気持ちで付き合っていってほしいと思います。