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ローカルで生き抜く!地域で築く弁護士キャリア
司法修習を終えた新人弁護士の登録先が都心部に集中する事態が続いている。地域によっては、新人が一切来ない「 ゼロ単位会」が発生している。弁護士ドットコムの調べ(1月19日現在)では、76期は6割強が東京三会に所属し、ゼロは8つに上った。なぜ地方人気が高まらないのか、本当に「 食えない 」のかーー。 東京・大阪以外の会員に現状を聞き、お悩みを抽出。地方で活躍する弁護士3人に、開業やキャリアのあれこれを解説いただき、「ローカル弁護士」のこれからを考える。 企画・文:川島美穂、魚住あずさ、園田昌也 (弁護士ドットコムタイムズVol.70<2024年3月発行>より)
続きを見る「不祥事は組織を変えるチャンス」刑事司法に鋭い切り込み 元検事総長・林眞琴弁護士が語る危機管理の鉄則
2000年以降、監獄法、刑事訴訟法、刑法など明治時代や戦後すぐにできた古い法律の改正が続いた。法務省でその舵取りをしたのが元検事総長の林眞琴氏だ。 過ちては改むるに憚ること勿れ。検察官・法務官僚として奉職した39年間、組織の不祥事に向き合ってきた。 反対勢力にも怯むことなく、逆境をチャンスとして改革につなげた。2022年に退官すると、大手企業法務事務所という異なる世界に飛び込む。そこでも旧ジャニーズ事務所の性加害問題に切り込み、辣腕を振るった。改革の旗手は今、何を見据えているのか。 取材・文/山口紗貴子、写真/永峰拓也 (弁護士ドットコムタイムズVol.70<2024年3月発行>より)
続きを見るChatGPTで浮き彫りになる弁護士業務の本質 法律事務所での活用のすすめ
全世界で大きな話題を引き起こしたChatGPTの登場から1年超が経過した。ただし、法律文書の作成はまだ難しく、しばらく触っていなかったり、一度も触れたことがなかったりというケースも多いのではないだろうか。 2023年11月に『法律事務所のためのChatGPT利活用ガイドブック』を上梓した寺島英輔弁護士(写真右:東京フィールド法律事務所、60期)、小谷野雅晴弁護士(同左:神楽坂総合法律事務所、73期)は、それでも業務での活用法を試行錯誤したほうが良いと強調する。くわしく聞いた。 (弁護士ドットコムタイムズVol.70<2024年3月発行>より)
続きを見る紀藤正樹弁護士、全力でカルトと対峙し続けた30年 「自分を守るより他者を救え」
口を開くと、場の空気が一気に変わる。記者会見、省庁会議…。紀藤正樹弁護士の言葉には、正面から向き合わなければと思わせる気迫がある。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題に対峙した30年は、弁護士人生そのものだ。銃撃事件後、寄付を規制する法律ができた。解散命令請求が出た。いま、正念場を迎えている。 取材・文/川島美穂、写真/森カズシゲ (弁護士ドットコムタイムズVol.69<2023年12月発行>より)
続きを見る「人生ってだいたい偶然で決まるんです」〝カミソリ弘中〟の知られざる素顔
「ロス疑惑」の故・三浦和義氏や元厚生労働事務次官の村木厚子氏、政治家の小沢一郎氏などの事件を担当し、勝ち取った無罪判決は十数件――。刑事弁護人として著名な弘中惇一郎氏だが、半世紀を超える弁護士人生で多くの人権問題にも取り組み、先例をつくってきたパイオニアでもある。 しかし、本人に水を向けると、本気かはたまた謙遜か。「何か目標や主義主張があったわけではなく、たまたまなんです」。その実像はどこにあるのか? 取材・文/ 園田昌也、写真/ 森カズシゲ (弁護士ドットコムタイムズVol.67<2023年6月発行>より)
続きを見る主戦場は法廷とリング 日本で唯一の弁護士レスラーが語る「戦い方の美学」
がっちりとした身体、よく通る声、そして強烈な目力ーー。依頼者から「川邉さんが代理人だと相手が怯むので心強い」と言われることもあるという。 自身が生まれ育った街・横浜に事務所を構え、依頼者の利益を守るために戦う川邉賢一郎弁護士にはもうひとつの顔がある。プロレスラー・竜剛馬としての顔だ。スーツ姿でリングに上がり、模範六法で対戦相手を殴打。日本でただひとりの弁護士レスラーとして、法廷とリングで全力の戦いを繰り広げている。 弁護士レスラーという異色の存在が誕生するまでの経緯や、プロレスラーの活動と弁護士業の関係性、「模範六法で殴られたら痛いのか?」という素朴な疑問まで、幅広く答えていただいた。
続きを見るすべての「働くひと」が輝く社会へ 企業労働法務のスペシャリストが見つめる「日本型雇用」の未来
企業労働法務を専門に多数の企業の顧問を務め、人事労務に関する著作は25冊以上。Yahoo!ニュース個人などのメディアを通じて雇用の問題について発信もおこなう。企業法務のスペシャリストである倉重公太朗弁護士(KKM法律事務所)に話を聞いていて感じたのは、すべての「働くひと」に向けた優しいまなざしだ。 自身を「課題発見型のコンサルタントみたいな存在」と表現する。何よりも重視しているのは、労使紛争が生じる前に関わること。人事部の定例会議にも参加して「採用のフローってどうなってます?」「最近困っていることありますか?」とヒアリングして問題を洗い出し、その企業の社風や価値観に合った最適解を提示する。 企業の頼れるパートナーとして顧問業務に邁進する倉重弁護士。しかし、その目は企業の利益だけを見つめているわけではない。目指しているのは働きがいのある職場づくりであり、ひいては、仕事を心から楽しむ労働者を1人でも増やすことだという。 企業と労働者に向けて力強いエールを送り続ける倉重弁護士に、「朗らかに働く人を増やす」というビジョンに込めた思いや、日本の雇用の現状、目指す雇用社会を実現するために必要なことについて聞いた。
続きを見る激変する弁護士業界をしなやかに渡り歩く、北周士弁護士の発信力
「仕事の9割は、極めて普通の弁護士業なんですよ」。笑顔でそう話す北 周士弁護士。だが、その活動範囲の広さは「普通の弁護士業」の枠には収まらない。ベンチャー企業や中小企業の顧問として、日々、経営者や企業の発展を支える一方で、弁護士をはじめとする士業の開業・経営支援、飲食店や美容系店舗を対象としたキャンセル料回収代行サービスの運営、YouTubeの動画配信など、多岐にわたる取り組みをおこなっている。着想を得たきっかけは?反響についてどう捉えている?質問を重ねる中で見えてきたのは、自身が関わる人、そしてその先にいるより多くの人を「助けたい」という強い意志だった。多方面で活躍し続ける北弁護士に、それぞれの取り組みに対する思いや今後の展望を聞いた。
続きを見る実験! ChatGPTは司法試験に合格できるか
ChatGPTの性能を測る指標の1つに難関試験の合否がある。日本では金沢大などの研究グループが、2023年2月にあった医師国家試験をGPT-4に解かせ、合格点を獲得したことを報告している。 では、司法試験はどうだろうか。米国ではすでに司法試験で合格水準に達していることが報じられている。しかも、GPT-3.5は合格者の下位10%程度だったものの、最新のGPT-4になると上位10%レベルの点数をとるという。 弁護士ドットコムでは日本の司法試験を突破できるか、令和4年司法試験の民法の択一試験を使って、2〜4月に定期実験をおこなった。 (画像はイメージです(Supatman / PIXTA))
続きを見る性暴力被害者のために猛進する川本瑞紀弁護士 「傷ついた人が失ったものを取り戻したい」
近年、性暴力に関わる法制度が大きく動いている。そうした中、被害者のために活動しているのが川本瑞紀氏だ。 一般的に性暴力は立証が難しく、弁護士として「儲かる」仕事でもない。それでも、新人弁護士の頃から奔走してきた。被害者をエンパワーメントする力が、司法にあると信じているからだ。何が川本氏を駆り立てるのか。 取材・文/猪谷千香、写真/永峰拓也 (『弁護士ドットコムタイムズ』Vol.66<2023年3月発行>より)
続きを見る【追悼】常に時代の最前線へ 宮里邦雄弁護士、労働者の人生と伴走した50年
宮里邦雄弁護士(東京共同法律事務所)は、弁護士人生当初から労働組合の活動を支援し、不当解雇・ハラスメント・採用差別問題など、時代を象徴する事件の解決に当たってきた。 労働弁護士のトップランナーとして50年以上、実務家として初期に携わった事件や、長期戦となった重大事件を通じ、今、宮里氏は何を提言するのだろうか。 取材・文/浅川淑子、写真/永峰拓也 (月刊弁護士ドットコムVol.38<2018年12月発行>より) ※労働弁護士として活躍した宮里邦雄弁護士が2023年2月5日に亡くなられました。その足跡を多くの方々に知っていただくべく、再掲載します。データは2018年12月の掲載時のものです。
続きを見る旧統一教会と闘い続ける郷路征記弁護士 個人の自由の侵害を許さない「強さ」と「優しさ」の源泉
世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の伝道・教化活動の違法性を争った「青春を返せ訴訟」は1987年に提訴、14年後の2001年に札幌地裁で原告勝訴の判決が下り、最高裁で2003年に確定した。元信者らの被害救済への正面突破を図った第一人者である郷路征記氏は、現在も「違法伝道訴訟」を闘っている。「人の心のことが深く分かる人」と評されるその強靭さの源泉を探る。(ジャーナリスト・本田信一郎、写真はいずれも本田光撮影) ※名称変更前の団体名が「世界基督教統一神霊協会」であることなどから、郷路氏は「統一協会」の表記を使っています。
続きを見る給費制復活はなぜ実現したか 立役者・萱野唯弁護士が語る「社会活動の見え方、伝え方」
エンタメやスポーツ分野を専門とする若き弁護士・萱野唯。新人弁護士時代に司法修習生の給費制を復活させた活動の立役者でもある。「明るく楽しくがモットー」という裏側には、大局を見ながら緻密に戦略を練って交渉を成功に導くメソッドがあった。 弁護士サッカーW杯で通算7得点の快足プレーヤーは、法曹界にとどまらず、各界を縦横無尽に駆け回っている。 取材・文/川島美穂、写真/永峰拓也 (弁護士ドットコムタイムズVol.64<2022年9月発行>より)
続きを見る「理不尽だからこそ燃える」趙誠峰弁護士が語る「刑事弁護の原点」、師・高野隆への思い
刑事弁護人として名を馳せる高野隆弁護士を師とし、数々の無罪判決を獲得してきた趙誠峰弁護士。 結果が出ず、無力感に襲われたことは数知れず。毎日が「理不尽」との闘いだ。それでも、何度でも立ち上がり、司法の壁に立ち向かう。世間の冷たい視線を浴びても、なびかない。 その情熱と強靭な精神力は、どこから湧き上がるのか。 取材・文/吉田緑 Interview & Text by Midori Yoshida 写真/永峰拓也 Photo by Takuya Nagamine Kollectアーツ法律事務所 弁護士 趙誠峰氏 Seiho Cho (弁護士ドットコムタイムズVol.63<2022年6月発行>より)
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