「依頼者が少しでも前に進めるよう支える」事前のリサーチを徹底し、最善の解決に向けて尽力
依頼者がどんな境遇でも最後まで支える
ーー注力されている分野を教えてください。
基本的には民事事件から企業法務、刑事事件まで幅広く取り扱っているのですが、ご相談が比較的多いのは、離婚事件です。男性からも女性からも気軽にご相談いただきたいという思いで注力しています。
実際は年齢、性別問わず様々な方から相談を受けています。男性の依頼者だと、「女性視点でのアドバイスが欲しい」という方が一定数います。例えば、奥様から離婚を切り出されたものの、奥様がどんなことを考え、なぜそういった結論を出したのかを知りたい、というケースですね。
親権争いの相談を受けることもあります。面会交流や養育費など、しっかりと話し合って決めなければいけない問題も多いので、比較的長期になりやすく、メンタル面でのフォローも常に心がけています。時にはお子様から直接話を聞き、本人の気持ちや意向を確認することもあります。
また、若年離婚だけでなく熟年離婚の相談も受けています。子育てを終えている方も多いので、ご自身の今後の生活に関する不安を抱えている方が多いです。
特に女性の場合は、専業主婦やパート収入のみ、という方もいるので、退職金や年金などの財産分与の対象となるものの取りこぼしがないよう、共有財産か迷うものがあればすぐに教えてもらうなどして徹底して調査します。
ーー離婚しようか悩んでいる方へ、弁護士視点でのアドバイスをお願いします。
できれば決断に踏み切る前に一度相談に来ていただき、事前に準備すべきことなどをお伝えしたいなと思います。というのも、事前の準備が命運を分ける、と言っても過言ではないからです。特に財産分与に関しては、相手が共有財産を既に隠してしまった場合、証拠収集が困難になり、請求できなくなってしまう場合もあります。こうした事態を防ぐためにも、できる限り早めにご相談いただけたらと思います。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
一つは下調べを入念に行うことです。最近はインターネット上での名誉毀損や商標権侵害といった、比較的珍しい分野の相談を受けることもありました。どんな悩みやトラブルにも対応できるよう、様々な文献を読んだり裁判例をチェックしたりしながら、常に知識をアップデートしていきたいと思っています。
また、取り扱いの多い分野だったとしても、争点や事情が変われば結論も変わってくるので、下調べを怠らないようにしています。
そして、依頼者がどんな境遇だったとしても最後まで寄り添うことを大切にしています。依頼者の中にはやはり責任を負う立場になってしまった方もいます。その背景には、そのような行動を取らざるを得なかった事情が存在することもありますし、誰にも相談できず孤独になってしまっている方もいます。
依頼者の不安や辛い気持ちを汲み取り、依頼者が少しでも前に進めるよう支えるのが弁護士としての仕事だと思っています。
早期の相談が最善の解決に繋がる
ーー先生の今後の展望についてお聞かせください。
引き続き様々な分野の案件に取り組み、より多くの人々の力になりたいと思っています。その中で自分自身の得意分野も作っていけたら嬉しいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
少しでも困ったことがあればすぐにご相談いただけたらと思います。相談することで法律トラブルなのかどうかが分かりますし、中には相談だけで解決できてしまうものもあります。少しでも助けになれるような情報をお伝えできればと思いますので、ぜひ気軽にご相談ください。
とはいえ、弁護士に相談するのは敷居が高いな、と思われる方もいらっしゃると思います。昨今はインターネットで簡単に情報検索ができるようになり、法的知識へのアクセスも容易になっております。複雑な契約を結んだり、大金が動くようなアクションを取ったりする際には、まずはインターネットなどでも結構ですので、このまま進めて本当に大丈夫なのか、ということを事前に調べてみていただけたらと思います。
既に契約を交わしてしまった、書面にサインしてしまった、というケースだと、相談に来られた時点では既に手の打ちようがないこともあります。逆に言えば、早期の対処が最善の結果に繋がるので、ご自身で調べてみて違和感を覚えるようであればすぐにご相談いただけたらと思います。