「依頼者との信頼関係が何よりも大切」25年以上のキャリアを活かして幅広い事件に取り組む
「サラ金被害者を救済したい」思いで弁護士に
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
本格的に弁護士を目指そうと思ったのは大学4年のときです。当時は就職難で、就職が決まらずに苦しんでいる同級生がたくさんいました。企業に入社するよりも、資格を取って自分でできる仕事をした方がよいと考えて、司法試験を受験することにしたんです。
無事に司法試験に合格した後、司法修習を通じて消費者問題に関心を持つようになりました。当時はサラ金被害が社会問題になっていて、被害者を救済したいという思いから弁護士の道に進むことを決めました。
ーー注力分野を教えてください。
現在は離婚を中心とした家事事件に注力しています。弁護士になった当初に注力していたサラ金問題が法改正によって減ったことから、自然と家事事件に注力するようになりました。
ーー仕事をする上で心がけていることは何ですか?
当たり前のことですが、まずは依頼者の話をしっかり聞くことです。依頼者は不安な気持ちを抱え、緊張した状態で相談に来ますから、話を聞いて思いを言葉にしてもらうことは、不安の解消に繋がります。
また、当然のことではありますが、裁判官に正確に伝わる文書を作成することが大切です。
特に発言内容を記載するときは、誰の発言なのかを正確に明記しないと誤った解釈を招いてしまうため注意が必要です。依頼者は主語を省いて話すケースが多いので、話を聞く段階から一つ一つ確認して、間違いがないよう気をつけています。
文書を作成したら必ずメールか郵便で依頼者に送り確認してもらいます。不明な点があれば打ち合わせの機会を持つようにするなど、正確な文書作成を心がけています。
ーー20年以上弁護士を続けて、以前と変わったことはありますか?
若い頃は忙しさを理由に依頼者とあまり連絡を取らなかったのですが、それだと信頼関係が築けないということに気づきました。
親権問題や養育費が絡むような離婚事件だと、事件解決までに1〜2年はかかることも少なくありません。それだけの時間をかけてよい結果を出すには、依頼者との信頼関係は欠かすことができません。信頼関係が大切だと気づいてからは、密に連絡を取るようになりました。
また、弁護士はあくまでも代理人であるということも学んだことの一つです。弁護士がどんなにやる気になっていても、依頼者自身がしっかり事件と向き合って解決したいと思わなければ、よい結果は得られません。依頼者がどれだけ真剣に取り組むつもりでいるのかということは、受任前にしっかり見極めるようになりました。
専門家に相談することが確実な解決策
ーー休日の過ごし方や趣味について教えてください。
休日は朝から晩まで推理小説を読んでいます。一つの作品を最初から最後まで読むのではなく、3〜4作品を同時に読んでいます。20ページ読んだら別の作品、その作品を20ページ読んだらまた違う作品という具合に、並行して読み進めています。複数の作品を並行して読むことで気分転換にもなりますし、少しずつ話を進めるのが楽しいです。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
これまで通り、目の前の事件に丁寧に取り組んでいきます。注力している家事事件以外に、労働問題や建築問題、交通事故など幅広い分野を扱っていますので、依頼をいただければしっかり対応していきます。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
動かないと何も進みません。いまはインターネットで情報収集できますが、自分で調べるよりも専門家に相談したほうが確実だと思います。相談をしたからといって依頼しなければいけないというわけではないので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。