離婚事件と消費者事件を中心に取り組む〜若者から高齢者まで幅広い世代の相談に対応
中学生のときから弁護士を志す
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
中学生の頃から漠然と「将来は弁護士になりたい」と考えていました。
思い返せば、家に弁護士が書いた本があったんです。弁護士の仕事や事件のエピソードをまとめたような本でした。子どもの頃に読んで、「弁護士ってかっこいいな」と思った記憶があります。それが、弁護士という仕事を意識したきっかけだったのかもしれません。
ーー大学時代はどのように過ごしていましたか。
ほとんど司法試験の勉強しかしていなかったです。司法試験合格を目指す人が集まる「研究会」という団体に入って、同期や先輩といっしょに勉強していました。
合格に向けて一緒に頑張れる仲間がいたことは、とても心強かったです。勉強法について情報交換をしたりして、お互いに切磋琢磨していました。
依頼者が「弁護士に相談してよかった」と思える対応を心がける
ーー注力分野を教えてください。
離婚事件が依頼のなかでも多いです。また、関連して不倫の慰謝料請求事件も少なくありません。
例えば、不倫に関する依頼では、離婚して配偶者だけでなく、不倫相手にも慰謝料請求をしたいというケースがあります。また、離婚はせず関係修復を目指すけれど、不倫相手には責任を取らせるために慰謝料を請求したいというケースもあります。それぞれの事情や希望に合わせて、最善の対応をしています。
消費者被害に関するご相談も、若者から高齢者まで、幅広い世代の方からお受けしています。
新しいタイプの投資詐欺やインターネット通販に関する相談もありますし、エステで高額な契約をさせられたり、訪問販売で高齢の方が無理やり商品を買わされたりといった、以前からよくあるトラブルの相談も寄せられます。
ーー仕事で心がけていることを教えてください。
依頼者と話をするときは、気持ちを否定するような言い方をしないように気をつけています。依頼者の希望を聞くなかで法的には難しい部分があったとしても、はじめから否定することのないようにしています。そのうえで、法的な考え方を説明するようにしています。
このような心がけをしているのは、依頼者・相談者が弁護士に相談したことで傷ついた、という結果を生まないようにするためです。ときどき依頼者から、「他の先生に相談したら、こんなふうに言われて辛かった」と聞くことがあるため、伝え方には気を遣っています。
ーー弁護士として活動してきたなかで印象に残っている出来事を教えてください。
弁護士になったばかりの頃に担当した事件は、今もときどき思い出します。
施設に入所している高齢の女性がお金を取り戻したいということで、ご家族を通じて依頼を受けました。細々としたことはご親族とやり取りしつつ、女性にも何度もお会いして報告しながら進めていきました。
事件が解決したとき、女性から手紙をいただいたんです。「ありがとうございました。先生のおかげで助かりました」という内容で、とても嬉しかったです。
今もその手紙は大切に保管していて、ときどき眺めています。弁護士になってすぐの頃に仕事を通して感謝された経験は、ずっと心に残るものですね。今日まで弁護士を続けられた理由のひとつかなと思っています。
ーーご自身が思う強みは何でしょうか?
依頼者の話をしっかりと聞くことだと思います。打ち合わせに時間をかけることで、依頼者は言いたいことを全て出し切ってくれますし、「じっくり話を聞いてもらえてよかった」と言ってもらえることもあります。しっかりと話を聞いた上で法的な考え方を説明すると、説明に対する納得感も違うのかな、と感じます。
休日はキャンプでリフレッシュ。新しい分野にも積極的に取り組みたい
ーー趣味は何ですか?
サッカー観戦が好きで、コロナ禍が始まる前は休日を利用して地方の試合に遠征していました。よく1人で新幹線に乗って出かけていましたね。
コロナ禍でハマったのがキャンプです。始めて間もないですが、先週は夫とふたりで長瀞に行きました。
キャンプのよさは、鳥の声で目が覚めるなど、自然を全身で感じられるところです。
キャンプに行って、焚き火や星を眺めたり、屋外でごはんを作って食べたりすると、非日常を味わえていいリフレッシュになるんです。仕事モードとの切り替えができることが魅力です。
ーー今度の展望についてお聞かせください。
今まであまり担当してこなかった分野にも携わりたいと思っています。弁護士になって9年が経ち、今後は建築・不動産関係の事件など、新たな領域にも力を入れていきたいです。いま依頼をいただくことが多い離婚事件や消費者事件は、もっともっと極めていきたいと思っています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
一番伝えたいのは、インターネットの情報だけを鵜呑みにせず、まず弁護士に相談してほしいということです。昔よりは弁護士の敷居は低くなりましたが、それでも相談を躊躇する方もいると思います。弁護士に相談しにくいので自分で調べて行動し、いよいよ「ダメだ」「困った」となってから弁護士に相談に来る方も多いです。
「もっと早く相談してもらえればより多くの解決策があったのに」と思うケースもあります。悩みを抱えたら、まずは弁護士に相談してほしいですね。
もうひとつ大事なことは、いろいろな弁護士に相談することです。相性の良し悪しはあるので、何人かの弁護士に相談してみて、その中で信頼できる人を見つけてもらいたいと思います。