法律トラブルの「総合診療医」でありたい 企業案件と個人案件に対応し、多様な問題の解決を図る
弁護士になって、様々な世界を知りたい
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
弁護士になることを意識し始めたのは、大学進学にあたって進路を考えたときです。法律はどんな分野にも関わりを持つので、弁護士になれば様々な世界を知れると思い、弁護士を目指し始めました。
ーーどんな学生生活でしたか?
法律の勉強をしながら、フットサルのサークルにも所属していました。カフェで3年間アルバイトもしていて、今でもコーヒーを淹れるときは豆から挽くことにこだわっています。
ロースクールでは実務家の話を聞いたり、模擬法廷を通して、法律を実際に使うことの面白さを実感しました。ロースクールでしか経験できないことは沢山ありましたし、同じ方向を目指して勉強する仲間ができたので、進学してよかったと思っています。
企業案件と個人案件の双方を手がける
ーー注力している分野と、その理由を教えてください。
企業法務系の事務所に所属しているので、企業からM&Aやファイナンス、労働トラブルなどの相談を受けています。個人としては、一般民事の案件も手がけています。
私の理想の弁護士像は、お医者さんでいうところの「総合診療医」です。様々な分野を幅広く扱い、悩みのある方が気軽に相談できる入り口でありたいと考えています。
ーー個人案件と企業案件の双方を扱うことにどんなメリットがありますか?
2つの分野を扱うことで、相乗効果が生まれると感じています。
企業案件を手がけるときには、変化が目まぐるしいビジネスの世界に合わせたスピード感が求められます。企業法務のスピード感に慣れると、そのスキルを個人案件に活かせます。依頼者の悩みの重要なポイントを的確につかめるようになり、個人案件でもスピード感をもって問題解決できるようになったと感じます。
個人案件の知見が、企業案件に活きることもあります。たとえば労働分野では、労働者の考え方や会社への不満を理解することで、企業側にトラブル防止のアドバイスができます。また、会社の考え方を理解することで、労働者に適切な争い方をアドバイスできます。
ーー労働分野における最近の動向を教えてください。
ハラスメントが社会問題となったことで、労働法を守ろうという企業の意識は普及しつつあると思います。ただ、企業によって意識の程度は違うので、まだまだ労働トラブルは起きています。
ハラスメント案件は特に複雑な分野です。労働者がパワハラ被害を訴える場合、被害を受けたことを証明しなければなりません。裏付けになる証拠がなければ争うことは難しいです。
何がパワハラに当たるのかも、慎重に判断しなければなりません。依頼者の辛い気持ちに寄り添い、話を聞きながら、問題になっている言動がハラスメントに当たるのかどうか客観的に分析していきます。
こまめなコミュニケーションで依頼者との信頼関係を構築
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
1日の時間を有効活用することです。朝は頭がスッキリしているので、案件の方針や処理の仕方について考えます。短時間でできる作業は移動中など隙間の時間におこない、相談者との面談、電話やメール対応に充てる時間を確保します。
依頼者とのマメなコミュニケーションも心がけています。頻繁に連絡を取ることで依頼者との信頼関係を積み重ねます。多忙な依頼者も多いので、連絡するときは無駄な事項を省き、用件を簡潔に伝えるようにしています。
ーー弁護士業の面白さややりがいは何でしょうか?
弁護士は日々、様々な依頼者とお会いします。企業の社長と面談した後、刑事弁護の被告人と接見をしたり…。
法律実務は人間科学と似ていて、人間の欲や悩みといった奥深さを感じられる分野だと思います。依頼者が、他の人には見せない一面や言いづらい悩みを打ち明けてくれたり、問題解決後に感謝の言葉をいただけたりするときに、弁護士業のやりがいを感じます。
ーー休日のお過ごし方を教えてください。
家族と出かけることが多いです。自然が好きなので、公園や牧場に行って自然を満喫しています。
最近、ゴルフスクールにも通い始めました。止まっているボールを打つのは簡単だと思っていたのですが、まだまだ練習が必要です。ラウンドに出ればよりゴルフの奥深さを知れると思いながら、練習に励んでいます。
ーー今後の展望をお聞かせください。
分野を限定せず、幅広い案件を手がけたいです。事務所に来た案件にも、私個人に依頼していただいた案件にも、真摯に対応したいと思います。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
弁護士はハードルが高いと思われる方はまだまだ多いですが、皆さんが思うほど敷居は高くありません。
悩みを取り除くことが我々の仕事です。1人でトラブルを抱えるより、誰かに話すだけでも肩の荷が軽くなりますので、まずは気軽にご相談ください。