離婚・相続・交通事故など身近な紛争解決に注力 悩める依頼者に、分かりやすく丁寧な法的サービスを提供
幼少期に受けたいじめから芽生えた正義感
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
幼稚園のときにいじめに遭ったことがありました。仲間外れにされたり、物を隠されたりといった程度でしたが、幼かったこともあってすごく傷ついた経験でした。当時の経験から、人の弱みにつけ込んで要求を通したり、自分の利益のために他人を陥れたりすることに対して許せない、という思いが人よりも強かったような気がします。
弁護士を意識したきっかけは、中学生のときに山崎豊子さんの小説『白い巨塔』を読んだことです。主人公の医師よりも、物語後半の主要人物となる弁護士の姿に憧れました。弁護士は法律の知識を駆使して人の正当な権利を実現する職業だと知り、とてもやりがいがある仕事だなと思いました。困っている人の幸せに直接関われる仕事という部分にも惹かれて、弁護士を目指すようになりました。
ーーどんな学生生活でしたか?
弁護士を目指して法学部に進学したので、当然法律の勉強はしていましたが、正直最初はとっつきにくかったですね。六法は1冊全部覚えると思っていましたし(笑)。不動産の売買とか抵当権の実行とか、学生には想像しづらい事柄が当たり前のように出てきて、それを前提として授業が進んでいくので慣れるまでは大変でした。
社会問題について議論するサークルにも入っていました。当時だと、たとえばライブドア事件やBSEの問題について調べて発表し、議論するというような活動です。優秀な先輩・友人に出会い、大きな財産になりました。あとは友人と旅行に行ったり、塾講師のアルバイトをしたりと、学部生時代は勉強もそれ以外の活動もバランスよく楽しんでいました。
ロースクールに進学してからは勉強漬けの日々でした。ただ、司法試験になかなか合格できず…。失うものが何もない状況になり、開き直って考え方やマインドを変えてみたんです。それまで1人で勉強し、あまり人との交流を好まなかったのですが、自分の性格を180度変え、合格者や先輩に積極的にアドバイスを求めました。なるべく前向きなマインドでいることを意識して、「必ず合格するんだ」と信じて勉強を続けた結果、合格できました。
前向きな考え方や姿勢が日々の充実感や夢の実現につながるんだということに気づけただけでなく、このときの経験があったからこそ、性格が明るくなり、人と交流することが好きになりました。人生の転機となった期間でしたね。
弁護士に相談することの様々なメリット
ーー注力している分野を教えてください。
離婚・男女問題、遺産・相続、交通事故の3分野に注力しています。
ーー離婚事件を手がける際に心がけていることはありますか。
離婚分野では、そもそも離婚が成立するか・子どもがいる場合は親権、養育費、面会交流・離婚後の生活費など、多くの事柄について交渉しなければなりません。
交渉をする際には、依頼者の感情にも相手方の感情にも配慮することを心がけています。
離婚問題はお互いが感情的になりやすく、正当な法律上の主張をしても相手方が納得するとは限りません。対応を誤ると、相手方の感情を刺激してしまい、スムーズに交渉できなくなるリスクがあります。
弁護士はあくまでも依頼者の味方ですが、依頼者が絶対的に白で正しいわけではないという感覚も持つようにしています。相手方にも常に敬意を払って、とにかく丁寧に接することで、落ち着いて話し合える土壌を作ることを心がけています。そういった対応をすることで、裁判に持ち込まず、多くのケースを交渉でうまくまとめられるところは、自分の強みと言えるかもしれません。
ーー遺産・相続分野について、トラブルを防止するにはどのような方法がありますか。
典型的な対策としては、遺言書を作成することです。作成にあたっては、相続人に配慮をした内容にすることが重要です。例えば、相続人には「遺留分」という、遺言書の内容にかかわらず最低限認められる取り分があります。この権利を無視した遺言書を作成してしまうと、相続人の間でトラブルが生じる可能性があります。
弁護士に相談していただければ、適切な遺言書の書き方についてアドバイスできますし、見落としや不正確さをなくすことができます。
ーー交通事故について弁護士に相談するメリットは何ですか。
保険会社が提示する保険金はかなり低めの額です。交通事故分野に詳しい弁護士に依頼していただければ、提示額の低さを指摘し、依頼者のケガや後遺症に適した妥当な金額を支払うよう交渉を進めます。
加入している自動車保険に弁護士費用特約がついている場合、弁護士費用は基本的に全額、保険会社から支払われるので、弁護士に依頼するメリットが大きいと思います。
依頼者の話をよく聞き、共感する姿勢を大切に
ーー依頼者とのコミュニケーションにおいて心がけていることはありますか?
まずは依頼者の話をよく聞くことです。法的に重要ではない話をされたとしても、「それは関係ないので」と遮るようなことはしません。依頼者はこれまで大変な思いをしていますし、誰かに話を聞いてほしいということで相談に来ています。信頼関係を築くためにも、しっかり話を聞き、共感することを大切にしています。
また、法的なアドバイスをする際には、なるべく法律用語を使わず、丁寧にわかりやすく説明することを心がけています。
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方を教えてください。
子どもと公園に行って遊んだり、一緒に絵を書いたりしています。旅行が好きなので、コロナが落ち着いたら家族であちこち巡りたいですね。
読書をして過ごすのも好きで、よく読むのは司馬遼太郎さんの歴史小説。最近、キンドルペーパーホワイトを買って、いつでもどこでも読書ができるようになりました。絵本をダウンロードして、子どもに読み聞かせをすることもあります。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
離婚事件はかなり専門性を確立できていると思うので、相続事件の実績もさらに積むことで、家事分野全般に強い弁護士を目指したいです。
また、オンラインツールを駆使して業務の効率化をはかることや、遠方の依頼者からの相談を受けられるようにするなど、従来のスタイルにこだわらず、新しい仕事の仕方をどんどん取り入れていければと思っています。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
苦しい状況にあっても、前向きに、そして建設的に解決策を模索すれば、きっと光が見えます。そのためのお手伝いをするのが私の役目だと思っていますので、些細なことでもお気軽にご相談いただければと思います。