懐に飛び込まなければ、人の心は動かせない
弁護士業は、“可能性”の宝庫だと気づいた
父が弁護士だったこともあり、幼い頃から常に、弁護士という存在も言葉も身近にありました。しかし、その仕事内容については、法律事務所と裁判所を行き来する、どちらかというと限られた世界の中での仕事、というような認識でした。
大きくなったら好きな英語を活かして、世界中の人と関われるような仕事がしたい、と思っていた私は、そういうイメージからは程遠い弁護士という仕事にあまり関心が持てず、法学部にも進学しませんでした。
しかし、大学生の時に「国際弁護士」という本を読み、国際的に活躍する弁護士がいることを知りました。そして、国際的な仕事に限らず、国内的な仕事においても、弁護士が関われる分野が無限にあることも知りました。
限られた世界の中で働く弁護士業の印象が、一気に可能性に満ち溢れたものに変わり、目の前が明るくなりました。
「弁護士になって、人種や国籍を問わず様々な人と関わりたい」
そう決めた私は大学を卒業後に法科大学院へ入学。 その後、2011年に生まれ故郷の大阪府で弁護士登録を果たしました。
見えない“ひと手間”に、どれだけこだわれるか
弁護士として活動する上での私の一番のポリシーは、手を抜かないこと。
「あえて近道を選ばないように気をつけている」と言う方が、もっとニュアンスが近いかもしれません。
どんな仕事でも、その仕事に慣れるまでは緊張感があり、間違いが起きないように確認したり、より良いアウトプット方法を慎重に探したりします。ところが、熟練度が増して仕事に慣れてくると、人はどうしても近道をしたくなります。良くも悪くも、手を抜けるようになってくるからです。
弁護士の仕事でそれが一番顕著に表れるのは、書面づくりです。
書面を作成すること自体は、弁護士であれば誰でもできます。 でも、より分かりやすい書面や、裁判官の心を動かせるような書面を作るのには、プラスαの努力が必要です。
この見えない“ひと手間”は、結果にも違いを生むと確信しています。
図書館へ行って判例をじっくり調査してからの方が、より伝わりやすい書面になると分かっているのであれば、「このくらいでも大丈夫だろう」と妥協せずに、丹念に調査をした上で書面を作成する。
どんなに忙しくても、このような“ひと手間”にこだわることを忘れずに仕事をしていきたいですね。

国境を越える法律トラブル
弁護士登録後、事業会社での勤務を経て当事務所へ入所し、現在は、交通事故、破産、インターネット関連の事件など、さまざまな分野の問題を担当しています。最近は、それに加えて「国際・外国人問題」のご相談が増えてきました。
先日は、日本で会社を経営されている中国人経営者の方からご依頼をいただきました。
ご相談内容は、中国人従業員の日本国内滞在について法律に違反し、警察に逮捕され、強制送還されてしまったというもの。
入国管理局などとの交渉・手続きをはじめ、経営されていた会社のその後の処理に至るまで、全てを担当しました。
昨今、外国人労働者は年々増加傾向にありますので、それに伴いトラブルも増えると予想されます。トラブルが顕在化してしまう前に、一度弁護士に相談してみるといいと思います。
また、中国在住の中国人の方から相談を受け、依頼を受けたこともあります。
こういった国際的なトラブルを担当するためには、知識を蓄えるのはもちろんのこと、いつでも現地に足を運べるフットワークの軽さも大事な要素になると考えています。
マイナスなことこそ、はっきり言う
日本企業のオーナーから英文契約書の作成やリーガルチェックなどの実務手続きのお手伝いをすることもあります。
会社経営はとても難しいものです。何事も順調に進む時ばかりではありません。 でもそのような不安定な時こそ、人間の本質が出ます。私は弁護士として、どんなにマイナスな状況であっても、伝えるべきことをしっかり伝え切り、嘘のない誠実なお付き合いをしていこうと心に決めています。
また、そういったご縁がきっかけで、現在複数の企業さまで、顧問弁護士や社外監査役も担当させていただいております。
日本の企業が世界で活躍するための準備やお手伝いができることは、日本人としても、大変喜ばしいことです。これからも日本人弁護士として、多方面から頼っていただけるように、努力を積み重ねてまいります。
「親身さ」は、時に人の人生を変える
いま、あなたはどんな状況に置かれて、どんな悩みを抱えていらっしゃいますか。
それは気軽に他人に共有できる悩みではないかもしれません。
弁護士に話すことさえも億劫だと感じる人もいるでしょうし、「弁護士に相談したところでどうなるんだ」と不安な方もいると思います。
トラブルの内容によっては、あなたの悩みをいますぐに解決できるとは断言できません。
でも私は、あなたを頭ごなしに否定したり、あなたの不安な気持ちを放置したりすることはありません。
これまでの弁護士の仕事を通して、「人の話を親身になって聞くこと」が、時に人の人生を変えると知ったからです。
困ったことがあったら、いつでもどんなことでも、ご相談ください。
