厳しい状況でも粘り強く取り組み、依頼者と共に最善のゴールへ〜心もケアする丁寧な対話がモットー
身近な法律の奥深さを知り、法曹の道へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
法学部の授業を通じて法律に興味を持ったことがきっかけです。それ以前は、普段の生活で法律を意識することはあまりなかったのですが、実際には私たちの日常の色々な場面に法律が関わっていることを知り、意外と身近な存在なんだなと思って興味を持つようになりました。
法律に対するイメージも変わりました。法律を勉強する前は、法律は無味乾燥で冷たいものだと思っていたんです。しかし、必ずしもそうではないと知ったことも、私にとって大きな発見でした。
法律にはそれぞれの趣旨や目的があり、制定した人の思いや当時の社会状況などが色濃く反映されています。単に禁止や制限をしたりするだけではなく、私たちの権利や利益を守り、世の中をより豊かにするためのルールが書かれているのだとわかって、けっこう温かみがあるものなのだというふうに印象が変わりました。
また、当時はちょうどロースクール制度が創設されて、法曹への門戸が広がった時期でもありました。自分にもチャンスがあるかもしれないと考え、思い切って司法試験に挑戦してみようと決心し、ロースクールに進学しました。
ーーどのような学生生活でしたか。
学部生時代は勉強を頑張りつつ、ジャズサークルの活動とアルバイトに打ち込んでいました。中学生のときからベースを弾いていて、大学ではジャズをやってみたいと思い、サークルに入ってウッドベースを始めたんです。
ロースクールに入ってからは、もう本当に勉強ばかりです。朝から授業を受けて、その後は自習室にこもって夜11時過ぎまで勉強して帰る生活を2年間続けました。平日も土日も関係なく、ひたすら机に向かっていましたね。同じ目標に向かっている仲間と切磋琢磨して、大変ながらも楽しい日々でした。
交通事故をはじめとする個人案件に加え、知的財産や税務の案件にも注力
ーー現在注力している分野を教えてください。
大きく2つの柱があります。1つは債務整理、交通事故、相続。もう1つは知的財産と税務です。
債務整理、交通事故、相続は、弁護士になって最初に所属した事務所で多くの案件を扱いました。様々なケースの案件に取り組む中で蓄えた知識と経験、解決のノウハウは私の財産です。それらを駆使することで高い専門性を持って対応できると考え、注力しています。
特に交通事故はかなりの数の案件を手がけました。事故でケガをして後遺症が残った場合、その症状が後遺障害等級の何級に認定されるかで賠償金額が大きく変わります。私が認定のサポートに入った結果、当初の認定よりも高い等級が認められて、賠償金額が大幅に増加した案件がたくさんあります。また、裁判で等級を争った経験も豊富です。交通事故の被害に遭われた方の被害回復のために適切な賠償金を獲得できるよう、これまでの経験を活かし、全ての案件に全力で取り組んでいます。
ーー知的財産と税務についてはいかがでしょうか。
まず、知的財産については、学生時代から関心が深く、司法試験の選択科目も知的財産法で受験しました。ずっと音楽をやってきたので著作権に興味があったんです。弁護士になってからも勉強を続けていて、得意分野の1つと考えています。
また、税務に対応できることは、私の一番の特徴かもしれません。 法律事務所で7年半勤務したのち、国税不服審判所という国税庁の特別機関に出向しました。国税不服審判所とは、追徴課税などの処分に対して納税者が不服を申し立てた場合に審理を行う機関です。ここで、税務署長が行った処分が正しかったかどうかを審査する国税審判官を3年務めました。
そして、国税不服審判所の任期が終わってから、今度は名古屋国税局の調査部で国際調査審理官という仕事をしました。ここでは、上場企業や大規模法人を調査して課税処分などを行う業務に2年間携わりました。国税不服審判所を経て国税局に入ったのは私が初めてと聞いています。国税不服審判所の審判官は中立の立場で審理をするのですが、国税局では当局側の立場で仕事をしていました。
税務に詳しい弁護士はそれほど多くはありません。国税審判官と国際調査審理官として税務の最前線で勤務した経験を活かし、税務調査対応など、税金に関してお困りの方をサポートしたいと考えています。
丁寧なコミュニケーションで依頼者の心もケア
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
たくさんあるのですが、その中で2つほど挙げるとすると、まずは依頼者の話をしっかり聞くことです。
弁護士の仕事は、依頼者の話を聞くところから始まります。依頼者の中には、長い間1人で辛い状況に耐えてきて、ようやく弁護士につながったという方が少なくありません。
弁護士との面談は、「リーガルカウンセリング」とも呼ばれます。法的な解決方法を提示することだけが弁護士の役割ではありません。十分に時間をかけて依頼者の話を聞き、受け止めて、依頼者の気持ちを楽にすることも、私たちが果たすべき役割の1つです。メンタルケアの視点を持ち、依頼者の心情に寄り添うコミュニケーションを心がけています。
もう1つ大切にしているのは、依頼者との信頼関係です。案件の中には、状況が不利で依頼者に厳しい見通しを伝えなければならないケースや、終結までに時間がかかるケースもあります。そういった難しい案件を一緒に乗り切って解決を目指すためには、依頼者との信頼関係が最も大切です。
また、依頼者自身にとって不利な事実というのはなかなか弁護士に言いにくいものですが、その事実が交渉や裁判の結果を左右することがあります。あらかじめ不利な事実を共有してもらうことで、それをカバーするための対策を立てることもできます。言いにくいことを安心して打ち明けてもらうためにも、信頼関係は不可欠だと考えています。
ーー先生のポリシーを教えてください。
弁護士として、「負けない」ということはとても大事だと思っています。どんなに見通しが厳しい案件であっても諦めず、相手方から不利なことを言われても切り返して、依頼者に少しでも有利な結果を導けるように尽力する。これが私のスタンスです。
私に頼んでよかったと依頼者に思ってもらえるように、全ての案件に粘り強く取り組んでいます。
「弁護士=裁判」とは限らない。依頼者の意向を尊重し、最適な解決方法を提案
ーー最後に、トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
弁護士に対して、敷居が高いというか、なかなか相談しにくいイメージを持たれている方は多いようです。「弁護士に頼むと裁判になる」「多額の費用がかかる」と思われている方も多いでしょう。
ですが、実際はそんなことはありません。弁護士が裁判を無理に勧めるようなことはもちろんなく、相談内容を伺った上で解決の選択肢を提案し、メリットとデメリットを説明した上で依頼者自身の意向に沿って対応を決めていきます。
費用についても、あらかじめ概算を提示して、なぜその金額になるのか根拠を説明しますのでご安心ください。
もし身近で法律トラブルが生じた場合には、お一人で悩まずに、ぜひ弊所までお気軽にご相談ください。法律的な解決方法を提案することはもちろん、気持ちを少しでも軽くするためのお手伝いもできたらと思っています。