弱い立場にいる人たちの力になりたい〜労働問題や相続分野を中心にさまざまなトラブル解決に取り組む
ドラマを観て弁護士に興味を持ち、法学部へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
中学生の頃に『ドラゴン桜』というドラマが好きで見ていたんです。阿部寛さんが演じる主人公は、弁護士だけど受験指導をするという設定です。警察に弁護士バッチを見せる印象的なシーンがあり、「弁護士ってかっこいい」と思ったことが弁護士に興味をもったきっかけでした。
弁護士に漠然とした憧れを抱き、大学は法学部へ。「せっかく法学部に進学したのだから法律関係の仕事に就きたい、法律に関わるなら弁護士を目指そう」。そんなふうに考えて、弁護士を本格的に志しました。
ーー学生時代やロースクール時代はどのように過ごしていましたか?
学生時代は友達とサッカーやフットサルをしたり、英語を勉強したり。遊びも勉強もいろいろなことに手を広げていました。司法試験の勉強を本格的に始めたのは、ロースクールに入ってからです。1日8〜9時間は勉強していた記憶があります。
司法試験に受かったのは2回目チャレンジのとき。自分の受験番号を見つけたときは、「よっしゃー!」と大きな声で叫びましたね(笑)。多分マンション中に僕の声が響いたと思いますが、そんなことが気にならないくらい嬉しい出来事でした。
依頼者の話をじっくり聞いて調査をおこない、ベストな方針を提案する
ーどのような分野の相談を受けることが多いですか?
依頼が多い分野は、労働問題と遺産相続です。
労働問題では、不当解雇やパワハラ、残業代未払いなどさまざまなご相談を受けています。弁護士として、会社と比べて立場が弱い労働者の力になりたいと思い、対応しています。
遺産相続関連は、複雑な事情が絡んで手続が難しい分野です。依頼内容は遺産分割調停や遺言作成、相続放棄など多岐にわたり、特に高齢の方が困りごとを抱えていらっしゃいます。私にとってお年寄りは、子どもの頃から身近にいて、困っている姿を見たら放っておけない存在。依頼を受けたらお話をじっくり伺い、よりよい解決につなげられるようにお手伝いをしています。
ー仕事をするときに心がけていることはありますか?
依頼者の話をじっくり聞くことと、資料を確認して事実関係を把握すること。そして法律や判例などを徹底的に調査することです。
これらの作業は当たり前のことですが、これをきちんと行わないと的確な方針を立てることはできません。そのため、調査は時間が許す限り、行っています。 あとは、依頼者と細かくコミュニケーションをとって、丁寧に対応することを心がけています。
ヒアリングや調査をおこなったうえで、弁護士としてのベストな方針を依頼者に説明します。依頼者の要望を満たせるところは満たし、難しい部分は根拠を説明して理解していただく。できることとできないことをわかりやすく伝えることも大切だと思っています。
かつて弁護をした人から届いた手紙。いまも眺めて仕事の励みに
ーー弁護士として活動してきたなかで、印象に残っているエピソードを教えてください。
初めて担当した刑事事件の弁護は今でも思い出します。
覚醒剤で逮捕された方の弁護を担当することになり、話を聞くために何度も面会に行きました。刑事事件の担当するのはこのときが初めてでした。面会のたびに「あれをやってくれ、これをやってくれ」と要望が多く、少し困った記憶があります。
弁護士としてできることには応えたいと思いつつ、無理なことはもちろんあります。あるとき、「それは無理ですよ」と理由とともに伝えたところ、彼は非常に怒り、言い合いのようになってしまいました。しかし、その後も弁護士としてできる限りの活動を行い、裁判に臨みました。結局、彼は刑務所に入ることになり、私の弁護士としての関わりは終わりました。
しばらく経ったある日、彼から手紙が届いたんです。
手紙には、「今まで一生懸命やってくださって、ありがとうございました」「立派な弁護士になってください」と記してありました。あの時、言い合いのようになりましたが、弁護士としての私の活動や気持ちは彼に届いていたのだと思い、グッとくるものがありました。わざわざ手紙を書いてまで伝えてくれて、とても嬉しかったですね。手紙は今でもたまに読み返し、励まされています。
一人ひとりに合ったアドバイスをするのが弁護士の仕事
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
趣味は、社会人になって友人たちと始めたゴルフと、子どもの頃から大好きな釣りです。
私の出身は兵庫で、海の近くで育ちました。子どもの頃から父親に連れられて海に行っていたので、釣りはもともと大好きでした。ハマチやカンパチなどいろいろな魚を釣りに行っては、自分で捌いて刺身で食べるところまでが、釣りの楽しさです。
休日はゴルフか釣りに出かけて、気分転換をしています。
ーー今後の展望について教えてください。
今は個人の方からの依頼が多いのですが、今後は企業の依頼にも対応したいと思っています。日々経験を増やし、実力をつけていきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
法律トラブルは、一言で説明できないことや対応が難しいことが多々あります。今はインターネットなどで法律トラブルへの回答を見ることができますが、それがそのまま自分の悩みに対する的確な回答であるかは分かりません。
悩みがあるときは、ぜひ弁護士のところへお越しください。弁護士が直接話を聞くことで、一人ひとりに合わせた適切なアドバイスができます。まずは気軽に相談に来ていただければと思います。