妥協せず、依頼者にとってのベストをとことん突き詰める
弁護士を目指したきっかけは、相続問題に悩む祖母の姿
ーー法律に興味をもったきっかけを教えてください。
中学生の頃に、祖母が財産の行方や親戚関係など相続について悩んでいたとき、身近に起こるトラブルについて法律でルールが決められていて、そのルールの中で社会が回っていることに気づきました。法律を学ぶことでこうしたトラブルで悩む人の力になれるのではないかーー。子どもながらにそう考えたことが、法律に興味をもったきっかけでした。
ーーどんな学生生活でしたか?
大学では国際法を学ぶサークルで活動していました。国際法というとイメージしづらいかもしれませんが、最近だとウクライナに対するロシア侵攻でも、国際法に関わる問題が多く存在します。国際法の模擬裁判をする大会が当時は年2回あり、全国に20ほどある他の大学の国際法の勉強サークルと主張を戦わせていました。
勉強と関係ないところでは手品のサークルにも所属して、練習を繰り返して技術を磨き、学園祭で発表したりしていました。このサークルでは法学部以外の人もたくさんいたので、いろいろな繋がりができて楽しかったです。
依頼者のためにできることを突き詰めて最後までやり切る
ーー注力分野を教えてください。
特に分野を限定しているわけではなく、さまざまな相談に対応しています。個人の相談だと離婚や相続など家族の問題が多いです。
会社からの相談も多いです。株主総会の議題や運営方法、官報公告の載せ方などの相談があります。会社同士の繋がりの話で、株式交換など株式の相談をされることもあります。
また、会社のオフィスについての賃貸借契約の相談もあります。賃貸借の条件や、契約を継続するかどうかなど、デメリットやリスクも考慮してアドバイスをしています。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
妥協しないことです。依頼者の利益のためにできることを突き詰めて、最後までとことんやり切るようにしています。
最後までやりきるというのは、敗色が濃厚なケースでも猪突猛進に突き進むという意味でもありません。
勝ち目がないのに訴訟を起こす。多少譲歩すれば和解で解決が可能なのに、一切譲歩せずに判決での決着に固執するーー。そんな対応では、結局依頼者にとってマイナスになってしまいます。
実際に、そうした対応をする相手方に出会ったこともあり、自分は引き際や着地点を見誤らないよう常に気を引き締めています。
また、当たり前のことですが、自分1人で対応しきれない場合に誰かに頼って意見をもらうことが大切だと思います。何でも一人で抱え込まず、必要があれば、事務所の他の弁護士や周りの先生も遠慮なく巻き込んで、依頼者のためにベストな選択ができるよう心がけています。
自分以外の視点から見ると案外解決できることも
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
家事などをしてゆっくり過ごすことが多いです。お茶やコーヒーが好きなので、好きな香りの茶葉や豆を淹れて、リフレッシュしています。
たまに映画を見に行くこともあります。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
最近は民法が改正されたり、新しい法律ができたり、今まで知っていた法律がどんどん変わっているので、そういった時代の流れについていきたいと思っています。
事務所で法律雑誌を購読しているので、一通り目を通すようにしていて、必要なときにすぐに調べられるようにアンテナを張っておく努力をしています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
1人で抱え込まずに相談していただきたいです。1人で悩んでいると、1人の視点でしか物事を見ることができません。専門家や身近な人など、誰かに相談をして違う視点から見ると解決できることも案外あります。
また、誰かに話すと、自分が抱えているものが少し軽くなって、楽になる面もあります。ぜひ1人で悩まずにご相談ください。