決して甘い見通しは伝えず、依頼者に寄り添って解決を目指す
親権問題に注力
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
幼い頃から弁護士である父の姿に憧れて、自然に将来は弁護士になるんだと考えていました。
北海道大学の法学部を卒業した後は、ロースクールに進んで勉強を続け、2回目のチャレンジで司法試験に合格できました。
ーー注力分野を教えてください。
離婚・男女問題、特に子供の親権の問題に注力しています。
ーー子供のいる夫婦が離婚する際、親権は争いになりやすいポイントかと思いますが、どのように対処していますか。
子供の親権の問題は、親子関係や子供の状況が日々変化するところに難しさを感じています。
例えば離婚調停において、一か月前に主張していたことが、次の期日では全く違う状況になっていることも少なくありません。依頼者とは、その都度状況の変化を密に話し合っておく必要があります。
ーー親権が争いになった場合、一般的に男性側が不利だと言われています。
それぞれ親子関係など状況が異なるので、必ずしも「男性だから不利」とは限らないと思います。そうした先入観を持たず、ひとつひとつの依頼に丁寧に対応しています。
実際、親権について依頼してくる方は男性の割合が多いです。
ーー交通事故の案件についてはどのような依頼がありますか。
交通事故の案件では、被害者からの依頼を多く受けています。
交通事故では、弁護士が間に入らないと保険会社との交渉で賠償額を低く抑えられてしまうケースが多くあります。
そもそも、交通事故で怪我をして治療を必要とする場合、交渉自体が心身のストレスになることもあります。そういったストレスの軽減のためにも、依頼者の満足できる賠償額を受け取れるよう尽力しています。
不利な状況から親権を勝ち取った離婚事件
ーー仕事をするうえで心がけていることはありますか。
甘い見通しを軽々しく言わないことです。「最悪の結果だとこうなる」「こちら側が有利な点はここ」「今後こういう対応をしていくことで有利な結果が出る可能性がある」といった点をまずは依頼者に提示します。
そのうえで、より有利な結果を目指して、依頼者と意見を交わし信頼関係を築いていくことを常に心がけています。
ーー印象に残っている事件はありますか。
母親の代理人として親権をめぐって争った事件が印象に残っています。
親権は、過去に子供に対して不適切な行為があったり、子供が相手方の配偶者と一緒に生活しているような事情があると、調停や裁判で不利に働く可能性があります。
私の依頼者にもそうした不利な事情があったため、当初の見通しでは親権が獲得できるかどうか、親権が獲得出来るか不安がありました。
そのため、最初に提示されたマイナス要素が改善されている点、それを解消するため行動していることを示す証拠を必死に集めて裁判官にアピールしました。
最終的にこちらの言い分を認めてもらえたのか、依頼者は親権を獲得することができました。
依頼者の要望に沿った形で決着できて安堵し喜びを感じました。またこの事件でも先入観を持たずに仕事をする大切さを感じました。
ーー休日の過ごし方・趣味を教えてください。
家族や友達とキャンプなどのアウトドア活動をしています。妻の両親や兄弟がキャンプが好きで誘ってもらったことがきっかけでハマりました。
京都や滋賀に出掛けてテント泊もしています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
いきなり弁護士に相談することをためらう方も少なくないと思います。
ネット上にも法律トラブルを解決する情報は多く載っています。まずはそういった情報をよく調べてみて、疑問が生まれたら、各分野の専門の弁護士に相談してはいかがでしょうか。