労働問題の解決事例
- 労働条件・人事異動
意に沿わない転任命令について自分なりの位置付けをはっきりさせて迷いが吹っ切れた事例
この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は定年まであと数年を残したところで、会社から降格、減給、出向を伴う転任命令が来たため、
これを拒否したところ、今度は降格、減給を伴わない出向命令が来ました。
しかし前記の命令は、職場から自分を排除するつもりの命令であるということで、会社からの命令に納得いかないとして相談されました。
解決への流れ
とても優秀な方だったため、転任命令を出した会社と交渉を進めるよりも、
別の会社に転職することも選択肢に入れるようアドバイスいたしました。
弁護士との相談の過程でご相談者自身の迷いが吹っ切れたこともあり、
転任の条件を詰めた上で、新しい職場への赴任の決断をすることができました。
柳澤 直人 弁護士からのコメント
会社には人事権があり、判例上裁量権は広いです。降格、減給という明確な不利益を伴わない転任命令の場合、人事権の濫用として無効とするのは裁判上難しくなります。
定年まで数年という年齢を考えると、定年までの残り数年を今後の人生の方針を考える準備期間と捉えて、
新しい仕事をしつつ、新しい人生設計を施した方が良いのではと申し上げました。
何でも争うことが、最適の選択とは限りません。
案件は新たな人生を踏み出すきっかけになることがあります。未来を踏まえた決断が大事だと感じております。
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