中澤 彰孝 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
もともと実家が自営業でしたので、小さい頃から漠然と何かしら資格を持って仕事がしたいという思いがありました。
その後高校生になって進路選択の際に、弁護士の先生が高校に来てくれてお話を聞く機会があったのですが、そこでその方の、お金を稼ぐために自分のやりたくないことをやるのではなく、自分のこうあるべきという信念に従って仕事をされている様を見て、私もこのように将来仕事をしたいと思ったのが直接のきっかけです。
学生時代
山登りのサークルで活動したり、飲食店でアルバイトをしたりと普通の大学生でした。私は2001年に学部に入学したのですが、その当時は、自分が学部を卒業するころにロースクールが開設される見通しの時期でした。
そのため、勉強を始めるにあたってロースクールに入るか現行試験を受けるかで悩みましたが、最終的には、現行試験に向けて勉強して基礎力を付けつつ、学部の卒業後はロースクールに入学することにしました。また、学部時代はサークルなどに時間を割きたかったので、予備校も通学ではなく通信の講座をとって勉強していました。
現在の仕事内容や得意な分野
いわゆる地方の街弁として、一般民事事件や企業法務関係の業務を行なっております。最近は、交通事故事件や、不動産に関する紛争(賃貸借契約の解除、建築瑕疵など幅広く)の取り扱いがやや多く感じています。
即独にあたってのエピソード
まずはどこで開業するか、というところで悩みました。ロースクールまでは東京にいたので東京をまず考えましたが、最終的には地元であり、修習地にもなった金沢を選びました。
次に金沢でやるにしても、どのあたりで開くかということを考えました。裁判所の近くなのか、それとも少し離れて事務所が少ないエリアでやるのか、ということですね。結果、裁判所の近くは事務所がとても多く、駐車場も確保できないということで、裁判所からは少し離れていて、かつ、主要幹線道路からのアクセスも良い現在の立地に決めました。
また、物件が決まってからも準備が色々大変だった記憶があります。法律事務所というものがどのように動いているのか、修習時には詳しく見ることができませんから、まずは事務員業務のマニュアル本を読むなどして、事務所運営の形を作るいうことから始めました。
弁護士としての信条やポリシー
自分が物事にのめりこみやすいタイプなので、自戒の意味を込めてですが、依頼者の相談は一歩引いた立場から受け止めることです。共感し、親身になって相談を受けることはもちろん大事なのですが、それが行き過ぎて依頼者と同一化しまっては、弁護士の立場から冷静に解決策を指し示すことが難しくなってしまいます。
悩みを抱えている状態の人に必要なのは、単に一緒になって悩む人ではなく、その人を支えてあげられる人です。理解するということと共に、事件解決の方向に依頼者を導くということが大事であって、感情が絡むからこそ常に一定の法律ルールに基づき、解決のために必要な手段を示すという立場で仕事をすることを意識しています。
今後のビジョン
結婚し、子どもが出来たことで、弁護士として歩み始めた当初から生活環境が大きく変わってきました。
自ずと家庭に割く時間が多くなる中、テレワーク化などを通じ、効率的に仕事を行える環境を整え、仕事と私生活をうまく両立させてゆくと共に、弁護士として研鑽をする時間もしっかり確保してゆきたいと考えています。
また、今お世話になっている先生に、立場の如何を問わず、皆から一目置かれている先生がいらっしゃるのですが、その先生の何が特別かというと、何でもできる方なんですね。ですので、自分も将来的にはそのように何でもできて一目置かれるような弁護士になりたいと思っています。