依頼者だけでなく依頼者の家族にも丁寧に向き合い、難しいケースにも最後まで寄り添う
テレビドラマに憧れて法曹の世界へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
中学生の時、木村拓哉さんが検事役で活躍するテレビドラマ「HERO」を観て法律の世界に興味を持ったことがきっかけです。
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
離婚問題に注力しています。女性の弁護士を希望する方が多く、相談件数が最も多いです。また、私自身、結婚して子どもが生まれ、夫婦関係の大変さが身に染みてわかるようになったので、その経験も踏まえて注力したいと思っています。
依頼者が期待していた結果が得られた時に、ご本人だけでなく、ご家族やお子さんからも感謝の言葉をもらうことが度々あり、やりがいを感じています。
例えば、親権や面会交流が問題になる事案では、お子さんの話を聞いて、お子さんの意向を代弁することがあります。その思いが裁判所や相手方に正しく伝わった時に、「私の思いを正しく伝えてくれてありがとうございます」と、感謝の言葉をもらうことがあります。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
子どもの親権を巡った争いで、母親の代理人を務めたある事件が印象に残っています。依頼者はお子さんを大切に育てていたのですが、関係が悪化した夫から子どもを置いて家を出るよう求められ、お子さんを残して家を出て別々に暮らしている状況でした。
一般的に親権争いは母親が有利といわれていますが、母親が子どもを残して家を出た場合、父親側に子どもの監護実績ができてしまうので、母親が親権を獲得できるかどうか難しい状況でした。依頼人にもそのことを伝えましたが、「どうしても」という希望があり、依頼を受けることになりました。
離婚調停では親権を争い、併行して監護者指定の調停・審判、子の引き渡しの調停・審判と、できることは全てやりました。依頼者との打ち合わせを重ね、監護補助者である依頼者のご両親からも話を聞いて陳述書を作成するなど、あらゆる方法を考え、労力と時間を惜しみなくかけて対応しました。それでも、残念ながら結果としては親権は認められませんでした。
最初に予想した通りの結果になってしまったのですが、面会交流については依頼者の意向に沿った合意ができ、依頼者からもご両親からも感謝の手紙をもらいました。
難しいケースだとしても、依頼者に向き合いやれることを全てやることが、依頼者の満足に繋がると実感しました。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
依頼者の話を遮らず、しっかり耳を傾けることを意識しています。当たり前のことだと思ってはいますが、「じっくり話を聞いてもらえて安心できた」「他の事務所では話を遮られたことが不満だった」といった言葉をかけていただくこともあります。
とはいえ、相談時間には限りがあるので、当事務所では、事前に簡単に相談内容を伺い、可能であれば、これまでの出来事を時系列で簡単にでもメモして来ていただくようにお願いしています。当日は、そのメモを元に話を進めるので、限られた時間の中で、必要な部分にフォーカスして話を聞くことができます。
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
子どもが小さいので、動物園や水族館に行ったり、夏はプールにも連れて行きます。家の中で遊ぶよりは、外で遊ぶことが多いです。
子どもが生まれる前は、ヨガスクールに通っていました。中学生のときは陸上部、高校では空手を習っていて、元々体を動かすのが好きなんです。
不安になった時こそ弁護士に相談を
ーー今後の展望についてお聞かせください。
より多くの方々から信頼され依頼してもらえるように、また、より多様な事件に対応できるように、今後も新しい知識をどんどんインプットしていきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
今はインターネットで気になる情報をすぐに調べられます。それで問題が解決してよい方向へ向かえばよいのですが、中には余計に不安になってしまう人もいます。不安な気持ちを抱えたまま、検索するループに陥るくらいであれば、専門家である弁護士に相談した方がよいと思います。
実際に弁護士に相談してみると大した問題ではないとわかることもあります。インターネットの情報は不正確な場合もありますし、正確な情報でも依頼者の状況とは違うので当てはまらないということもあります。
悩んでいる間に物事が進んで、不利な状況に陥ってしまうこともあります。もう少し早く来てくれれば選択肢が多かったのにと思うことが少なくありません。「これはどうなんだろうか」と疑問を感じたら、どうぞ早めにご相談ください。