鍛冶 孝亮 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学時代に法学部に在籍していたこともあって、何かしら法に関する資格を取りたいという思いがありました。その中で最初に取得したのが行政書士でした。大学2年生のときに行政書士試験に合格しました。それをきっかけとして、将来法律関係の仕事がしたいと思い、法律のエキスパートである弁護士なろうと思ったためです。
司法試験にあたってのアドバイス
特に論文試験についてですが、妥当な結論を導き出すということを意識して、他の受験者と同じことを書くことで、大きなミスをすることなく、合格に繋がると思います。
今までの経験と現在の仕事内容
平成22年の12月に弁護士登録して約1年半が経過しましたが、債務整理、離婚相続、損害賠償など、いろいろな分野の仕事をしたと思います。
刑事事件についても、30件程度担当し、弁護士1年目で裁判員裁判も経験しました。
裁判員裁判について
裁判員裁判で一番求められていることは、裁判員にとって、わかりやすい裁判であることです。そしてわかりやすい裁判をするためには、検察官だけでなく弁護人も裁判員にわかるような被告人質問や弁論をしなければなりません。そのためには難しい単語なども使わずに、かつ端的に説明をしなければならず、そのあたりの練習も積みました。その意味では自分にとっても勉強になりました。
刑事と民事、それぞれのやりがいについて
どちらかというと民事でしょうか。たとえばお金を貸してたのに返してもらえなくなってしまった依頼者が弁護士に頼むことで、返ってこなかったお金が返ってくる、そのプロセスにはやりがいを感じます。
ただ刑事と民事はそもそも、性質が違っていて、国選弁護であれば、裁判所から被疑者・被告人のために弁護人として選任され、弁護活動を行っていくものであることに対し、民事事件は依頼があってそれに応じるというものですので、単純に比較はできないと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
依頼者の方に、法的な説明を正確に行えるよう(間違ったことをいわないように)、文献や判例などをしっかり調べるようにしていることです。
刑事事件の場合、被疑者や被告人が再び犯罪をこなさないように、一緒になって考えることです。
再び犯罪を起こさないようにするため
一番は環境です。働いていないで悪いことをしてしまった人に対しては、その方がしっかり働いていくためにはどうすべきなどを助言します。また、家族がいる人に関しては、支援してくれる家族の人を思い出させることによって再び犯罪を起こすとことがないように考えてもらいます。
犯罪に至るまでの原因を分析し、犯罪をしたことによってグシャグシャになってしまった環境をどう改善していくかということを、一緒になって考えていくことが重要だと思います。
関心のある分野
現在、民事介入暴力対策委員で、企業の従業員の方々に講演などを行ったりもしていますが、反社会的団体からの不当要求は許さないためにも、民暴関係に興味があります。
委員会活動の内容
活動としては主に講演などが多いです。暴力や身体的な脅しをもって、金銭などを不当に要求してくるということは、一般の人からすると、やはりすごく怖いことです。
ですからそういった場合にも泣き寝入りをすることはない、ということを教えることによって安心してもらおうと思い、私が委員に選出されてからだけでもすでに3件ほど、そのような講演をしています。
実際の事件としてはそれほど多くはないのですが、皆さん関心があるようで、毎回たくさんの方が聞きにきてくださっています。
少年事件について
少年事件の一番の特徴は、やはり少年の方が大人に比べて更生しやすい、立ち直ってくれやすいという点だと思います。悪に走ってしまった少年が裁判において、自分の母親の言葉を聞いて泣き出してしまう、というように感情の変化が激しいのが少年の特徴のひとつです。
そして少年が犯罪に走ってしまう原因は交友関係、悪いことをする友達と付き合っているうちに非行の道に走ることや、また将来の目的がなく、なんとなく遊んでいるうちに悪いことをしてしまうというケースが多いと思います。
したがってそのような原因を分析して、対策を少年と一緒になって考えるということが非常に重要なことではないかと思います。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士活動の根本にあるのは、民事でいえば依頼者、刑事でいえば被疑者・被告人の手助けをしたいという強い意志だと思います。これからいろいろな事件に関わると思いますが、その初心を忘れないように頑張りたいです。