「依頼者の利益を第一に」企業法務、個人案件からネットの誹謗中傷問題まで多様な事件に対応
東京での経験を地元札幌で活かす
ーー弁護士を目指したきっかけや理由についてお聞かせください。
父が企業の法務に携わっていた関係で、中学生のころから法律というものに興味を持っていました。ちょうどそのころ司法試験という難関試験があることを知り、チャレンジしてみたいと思ったんです。大学に進学する頃には弁護士になりたいという気持ちが固まっていて、ロースクールを経て弁護士になりました。
私はもともと話すことが好きなので、依頼者とのコミュニケーションが大切な弁護士は自分に向いている仕事だと実感しています。
ーー札幌で事務所を開設した経緯を教えてください。
弁護士登録してからは、東京の弁護士事務所に就職しました。東京であれば多種多様な事件を扱うことができ、いろいろな経験を積むことができると思ったからです。実際、東京の事務所では企業法務や家事事件などの個人案件、士業の代理人など、さまざまな事件に携わることができました。
独立する際に東京に残ることも考えましたが、地元で弁護士活動をしたいという思いがあり、札幌で開業することを決めました。また、今は東京でしか扱っていない事件の中には、札幌でもできる事件があるのではないかと思ったんです。
例えば、インターネットの発信者情報開示請求などは、大手プロバイダが首都圏に集中しているため、管轄が東京になってしまうことが少なくありませんが、裁判所の手続きは電話やウェブ上でも行えるため、東京にいなくても札幌にいながら裁判手続きを行うことは不可能ではありません。
札幌ではこれまで取り扱われることがなかった事件でも、東京で培った経験を活かして、私が先駆者として開拓していきたいという思いから、札幌を拠点にすることを決意しました。
「依頼者の利益を守ることを第一に」
ーー現在の注力分野とその分野に注力している理由についてお聞かせください。
東京で働いていた事務所が幅広い事件を扱う事務所だったものですから、北海道でも同じように分野を絞ることはせずに、企業案件も個人案件も幅広く対応していくつもりです。
これまで扱ってきた案件の中で経験が多いのはマンション管理問題です。マンション管理会社の顧問をしていた関係で、管理規約の作成や滞納している管理費の回収などを扱ってきました。特に管理費の回収に関しては数多くの件数を扱ってきたので、今後も力を入れていきたいと考えています。
SNSでの誹謗中傷などをはじめとしたインターネット問題にも対応しています。大手転職サイトの顧問経験があり、掲載企業からの「ユーザーに書き込まれた中傷記事を削除してほしい」という求めなどに多数対応してきました。
削除依頼や発信者情報開示請求を受ける側として多くの案件に対応したことで、請求手続き自体も熟知しています。今後は誹謗中傷を受けている企業や個人からの相談にも答えていくつもりです。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
ときには依頼者と対立したとしても、自分の意見をしっかり伝えるように心がけています。依頼者の意思を尊重するのは当然のことですが、依頼者の考えが最善だと思えないときは、たとえ意見が対立したとしても、自分の考えを伝えるようにしています。
もちろん最終的に決めるのは依頼者ですが、依頼者にすべて決めさせるのは弁護士として怠慢だと思います。依頼者の望むとおりに進めるのではなく、ときには依頼者と対立しても依頼者の利益を守ることーー。それが弁護士に求められていることではないかと思い、ひとつひとつの案件に取り組んでいます。
「少しでも依頼者の不安な気持ちが軽くなるように」
ーーやりがいを感じるのはどんなときですか?
離婚調停のような気分が重くなるような事件にもかかわらず、私に依頼したことで「最後まで明るい気持ちで乗り切れた」と言っていただけた時はうれしかったです。「事務所に打ち合わせに来ることが楽しかったので、事件が終了してしまうのが残念」と言っていただいたこともあります。
弁護士事務所に相談に来る人の多くは、暗い表情で来られることが多いのですが、私はそういうときでも安心感を与えられるように笑顔で話すことを心がけています。
依頼者に早く安心してほしいと思いながら事件に取り組んでいるので、事件が解決して依頼者の明るい笑顔を見るのは、やりがいを感じる瞬間です。
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
趣味はスポーツ全般です。学生の頃からスポーツが好きで、中学と高校はバスケットボール部に所属し、大学ではバスケットボール以外にもバレーボールやバドミントンなど複数の運動系サークルを掛け持ちしていました。
学生時代と比べるとスポーツに費やす時間は減ってしまいましたが、今でも時間があるときはバスケットボール、ボウリング、スノーボード、ビリヤードなどをして体を動かしています。
他に、温泉旅行や夜空を眺めて星を見ることなども好きです。英語やラテン語で星を意味する「ステラ」を事務所名にしたのも、星空を見ているときにインスピレーションを受けたからなんです。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
東京の事務所を独立して札幌で開業してからまだ日が浅いので、やらなければいけないことが山積みなのですが、少しずつ事務所の規模を大きくして、いずれは東京に支店をつくりたいと考えています。
そのためにも、質の高いリーガルサービスを提供し続け、「安心感を与えられる弁護士」として、一人でも多くの方の問題を解決していきたいと考えています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
自分の抱えている悩みが、法律問題かわからないために弁護士に相談できないという方もいるのではないでしょうか。法律の知識のない方が判断するのは難しいことですから、まずは弁護士に相談してみてください。
相談した結果何も問題がなければ安心できるでしょうし、何らかの対策が必要であれば、弁護士のアドバイスをもらうことで気持ちが楽になると思います。
悩みがあるときは遠慮することなく、気軽に相談してください。