
「優しい人に損してほしくない」コミュニケーションを大切に、依頼者が満足できる結果のために尽力
弁護士になるために、会社を辞めてロースクールへ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
弁護士になろうと思ったのは民間企業で働いていた時です。
大学時代は法学部で、弁護士を目指す友人もいたのですが、「自分は民間企業で働く方が合っているんじゃないか」と思っていたので、弁護士になることは考えていませんでした。
でも卒業後に会社員として働く中で、どこか違和感を覚えたんです。「このままでいいのかな。本当にやりたいことってなんだろう」と考えるうちに、「困っている人を直接助ける仕事がしたいんだ」ということに気づきました。
人を助ける仕事の中で、まず思い浮かんだのが弁護士でした。もともと法学部でしたし、会社でも法律に関係する業務に携わっていたので、法律を使って人の役に立てたらいいなと思ったんです。
当時は仕事がかなり忙しくて、働きながら勉強をすることは難しい状況でした。勉強一本に絞ろうと思い、会社を辞めてロースクールに入学し、司法試験合格を目指して勉強に打ち込みました。
依頼者の満足を何よりも大切に
ーー注力分野と、仕事をするうえで心がけていることを教えてください。
主に交通事故、債務整理、離婚問題です。この3つは相談が多い分野でもあるので、特に力を入れています。
仕事で一番心がけているのは、当たり前のことですが依頼者に満足してもらえる結果を出すことです。依頼者が何をもって満足するかは、じっくり話を聞かないとわからないので、コミュニケーションの時間は長く取っています。
ーー依頼者の中には、自分がどうなれば満足できるのか、わからない方もいるのではないですか。
そうですね。法律相談に来られる方は、普段から周りの人たちをすごく気遣っているような優しい方が多いと感じます。そういう方は、「ここまで請求したら、相手に迷惑がかかるんじゃないか」「やりすぎだと思われるんじゃないか」と、正当な権利を主張することに罪悪感を抱いてしまうんです。相手方のことを考えるあまり、自分の希望がわからなくなっている方は少なくありません。
私は、優しい人が損をしてしまうことが許せないんです。自分がどうしたいのかわからなくなっている方に対しては、「他の方はこのくらい請求していますよ」と具体的な事例を伝えたりして、請求することは法律的に問題ない、むしろ適正なことだと納得してもらえるように説明しています。
休日は猫に癒される
ーー休日の過ごし方やご趣味を教えてください。
休日は猫と遊んでいます。もともと犬派だったのですが、妻の希望で猫を飼うことになり、今では7:3くらいで猫が勝っています。喉をゴロゴロ鳴らすのが可愛くて、癒されます。
好奇心旺盛なのでいろんなものにハマるのですが、冷めるのも早くて、趣味はどれもあまり続かないんです。最近はサウナに夢中でした。依頼者に「おすすめの趣味はないですか?」と聞くことも多いです。実はサウナも依頼者に勧められてハマったんですよ。
相談していいのか悩んでいる方にこそ相談してほしい
ーー今後の展望についてお聞かせください。
引き続き、依頼者1人1人に向き合って、ご希望に応えられるよう努力していきます。
今後は、より多くの方から幅広い分野の相談を受けたいと考えています。最近事務所で力を入れているEAP(編注:従業員支援プログラムの略称。企業の従業員が、離婚や相続などの個人的な悩みを弁護士に相談できるシステム)にも携わって、対応できる業務の幅を広げたいです。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
「こんなことを弁護士に相談していいのかな」と悩んでいる方や、「相手の立場を考えてしまって、なかなか自分の権利を主張できない」という方にこそ、弁護士を頼っていただきたいです。ご相談、心よりお待ちしております。
「弁護士に相談するのは敷居が高い」と相談をためらってしまうかもしれませんが、実際に弁護士と話してみると、全然そんなことはないと思ってもらえるはずです。
私自身、依頼者から「話しやすい」「優しい先生でよかった」と言ってもらえることがよくありますし、事務所の他の弁護士もそれぞれキャラクターは違いますが、皆、どんなことでも相談しやすいと思います。
相談を受けるときは基本的にスーツを着ないのが事務所のこだわりです。法律事務所らしくない雰囲気のなかで、リラックスしてお話いただけると思うので、ぜひ気軽にお問い合わせください。