原 洋司 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
知的職業であること、哲学や論理学が好きなこと、文章を書くことが好きだったこと、上司に評価されなければ出世できないという類の職業ではないこと(小さいながら一国一城の主であること)、比較的時間の融通が利くこと、自分の主義主張がはっきりと表明できること。
これらのポイントから、私は弁護士という職業を自分の生き方に合ったものだと感じ、志すようになりました。哲学的な思考やものの考え方、捉え方は弁護士として仕事をしていく上で必須であると思います。
弁護士は、単に六法全書に載っている法律に沿って仕事をするためにいるのではありません。むしろ、その六法全書に記載されていない部分にどう対処し、問題解決へと導くかが問われる仕事です。その部分で、普段からの哲学的思想的鍛練が弁護士の仕事に大きな影響を与えます。
今までの経験と現在の仕事内容
基本的に民事事件を手がけてきました。民事の中では企業再生倒産事件、保険関係(保険金の不当請求や保険金請求)、企業法務、離婚では特に親権、医療過誤などを多く手掛けてきました。医療過誤の案件は、医師の医療ミス(過失)を検証するために、同じ分野を専門としている専門医に協力してもらい、情報を収集し案件に関する調査をします。
しかし、それぞれの分野で協力してもらえる専門医を探すことが大変難しいうえに、やっとそういう専門医に巡り逢っても、専門医は平素仕事があり忙しく、簡単には協力していただけないことも少なくありません。また、それぞれの職業には独特の世界観があり、そういうものを理解するよう常に気をつける必要があります。
弁護士としての信条・ポリシー
お客様のために自分のなしうることを最大限なすこと。そのために勉強を怠らないこと。
人間としてこの世で生きていくならば、常に向学の精神を持って積極的に様々なことを吸収し学ばなければいけないと思っています。弁護士ならば、尚更であり、新しい知識を吸収し、新しい潮流を敏感に察知することは不可欠です。
また、依頼者の方へ事件に関する説明をする場合は、依頼者の方が何を一番知りたいのかを正確に把握し、できるかぎり曖昧なことは言わないことが大切です。
関心のある分野
上記の全てに関心を持って取り組んでいますが、中でも離婚後の父と子の面接交流を確実に実施することが子の健全な精神的成長にとって不可欠という観点から、裁判所への働きかけを強めています。
子育ては本来、母親、父親といったことは関係なく、両親が協力して行うべき大切なものです。しかしながら、離婚に際して親権を決定する際に、日本の裁判所には未だに母親が親権を得やすい仕組みにそって判決を出します。そのために、両親が離婚をすると父子の交流が難しくなってしまう傾向があるのです。
子どもの成長には片親ではなく、両親の存在が必要です。そもそも、大人の勝手で離婚を決めてしまうわけですから、子どもには何も非はなく損害をこうむることがあってはいけないのです。そのため、私は特にこの離婚後の父子の交流に関して強い関心を持って取り組んでいます。
ページを見ている方へのメッセージ
ページをご覧になっている皆様には、弁護士激増の中で、弁護士の水準を維持することが明らかに困難になっていることから、どの弁護士を選択するかで結果が大きく異なってしまう時代になってしまったことを銘記していただきたいと思います。