吉川 陽行 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
特に強烈な動機付けというものはありませんでしたが、知的な職業であること、自営業者であることが元々の志望動機です(社会保険労務士や不動産業など自営業をしていた父の影響です)。
ただ、高校の中頃までは法学部志望でしたが、当時(80年代)の理系ブームの影響もあり(もちろん単なるブームだけで志望を替えたわけではありませんが)、大学は理学部物理学科でした(もっとも、成績はあまり芳しくありませんでしたが)。
しかし、大学生になってから、学科の勉強内容にあまり興味が持てない面がありました。自分はこのまま理系として進んでいくべきなのか、もっと人と関わる道の方が向いているのではないか、と考えたすえにふと思い出したのが司法試験(旧)で、これが直接のきっかけです。
4年生くらいから弁護士を考えるようになり、大学卒業後予備校で本格的に勉強を始め、司法試験を経て弁護士になりました。
今までの経験と現在の仕事内容
民事も刑事も手がけてきました。まだまだ経験が浅いので特定の分野に特化しているわけではありませんが、比較的多かったのが保険関係(特に交通事故)です。
最近は家事事件なども増えています。離婚事件では、如実に男性と女性の考え方の性差を感じています。また、相続事件などでは一家の歴史が遠因になっているようなものもあります。法律や事実関係だけではなく、そういった人間の考え方、感情といったものを理解することも、紛争解決に直接結びつかなかったとしても大事なことだと考えて努めています。
弁護士としての信条・ポリシー
最近感じたことですが、民事も刑事も事件の元をたどれば「人間の感情」で、その人間の感情ほど理屈に合わないものはありません。その理屈に合わないものに敢えて理屈をつけなければならないのが弁護士のようです(もちろん裁判官も検察官も)。
仕事の知識の習得は当たり前として、前提として自分は人間としての「修行」が足りているのだろうか?と日々意識しています(もちろん、この「修行」は多種多様な意味を含みますが・・・)。
関心のある分野
何でも関心はありますが、せっかく回り道(物理学科卒)をしたのだから、その経験を活かせるものはないかと思っています。たとえば審査関係、特許関係、医療過誤の分野などで物理などの理系的知識が活かせると考えています。弁護士は法律だけ知っていればいいというものではなく、真に事件を理解していくには、あらゆる分野の知識が必要です。
ページを見ている方へのメッセージ
ここ数年で法律事務所の広告が増えていますし、弁護士がメディアへ露出することも増えています。弁護士へ相談や依頼をお考えの方々にとっては弁護士に気軽に相談でき、選択の幅も増えた、とも言えますが、最終的な結果の満足度は事件の性質や事件処理の方針、弁護士との相性などで左右されるので千差万別ではないでしょうか。