医療問題の解決事例
- 医療過誤
直腸癌の手術後、腹膜炎を生じ、敗血症で亡くなられた事案
この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況 直腸癌の超低位前方切除術を受けた男性が、手術後の深夜、ショック状態となり、翌朝緊急手術が実施されましたが、9日後に亡くなられたとのことでご相談がありました。
解決への流れ 経過から、縫合不全が生じ、腹膜炎となったことが考えられる事案でした。カルテ等を検討したところ、体温、血圧などのバイタルサインやドレーンからの排液の量や性状の変化などから、経過観察を適確に行っていれば、より早期に異常に気づき、緊急手術に踏み切ることができたとして損害賠償請求を行ったところ、勝訴的和解を勝ち取ることができました。
高木 士郎 弁護士からのコメント
術後の縫合不全は一定の確率で生じる事がありますので、縫合不全が生じたことのみをもって過失とすることは困難です。縫合不全が生じる可能性があることを想定しながら経過観察を行い、縫合不全を疑わせる徴候がみられたときには、果断かつ適切に対応することが必要となりますが、本件では経過観察が十分とは言えず、緊急手術に踏み切るのが遅れてしまった点をしっかり突いたことで勝訴的和解となったと思います。
高木 士郎
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