「娘が妊娠したが、相手の親に養育費を請求できないのか」。「息子が妊娠させてしまったが、中絶してもらうことはできないのか」。弁護士ドットコムには、未成年の子どもの妊娠にまつわる相談が時折寄せられます。
この漫画では、15歳の娘が妊娠してしまった加藤家の目線で、若年妊娠を取り上げます。
夏休みが終わった9月末、美咲は「妊娠したかもしれない」と悠太に伝えます。悠太からはなんのリアクションもなく、美咲の両親は悠太の両親と話をしますが、話は決裂しました。
「養育費は払わない」「認知はしない」という相手。しかし、弁護士に相談した結果、「男性が未成年で支払能力がない場合、かつ男性側の両親について、生活に余力のある場合には、男性側の両親に対して養育費を請求することも法的に可能」だとわかりました。最終話では、いよいよ出産の日を迎えました。
●第10話:いよいよ出産へ
弁護士さんの話を聞き、出産した場合には認知、養育費の請求ができることがわかり、両親と相談の上、出産を決めました。
問題は学校ですが、校長や教頭、担任とも話をして、1年間の休学が認められ、ホッと胸を撫で下ろしています。予定日は4月。春休みから学校を休学することになりました。
不安がないと言えば嘘ですが、これからは凛が健やかに成長することを一番に、 私も親元を離れて自立できるよう学業にも力を入れていこうと思います