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ローチケ「キャンセル騒動」ツイートは虚偽、投稿者は期限までに入金しておらず
ローソンHMVエンタテイメントのホームページより

ローチケ「キャンセル騒動」ツイートは虚偽、投稿者は期限までに入金しておらず

ミュージカル『刀剣乱舞』の先行チケットをめぐって、「ローソンチケット(ローチケ)で購入したら、勝手にキャンセルされた」という趣旨のツイッター投稿が9月6日、事実と異なり、虚偽だったことがわかった。

ローソンHMVエンタテイメントは弁護士ドットコムニュースの取材に「実際には、お客様(投稿者)は先行チケットの抽選に当選したものの、期限までに入金していなかった」とコメントした。

●すでに騒動の発端になったツイートは削除されている

ことの発端は、あるツイッターのユーザーが9月2日、今年11月に京都劇場で公演予定の人気ミュージカル『刀剣乱舞』の先行チケットの抽選に当選し、ローチケで購入・入金したあと、勝手に「キャンセルされていた」と投稿した。領収書やカスタマーセンターとのやりとりの一部とする画像もあわせてアップロードして、ネット上で物議を呼んでいた。

ローソンHMVエンタテイメントは9月4日、取引実績などを調査したところ「事実は確認できなかった」とする結果を発表。さらに調査を続行するとして、投稿者に向けてコンタクトをとるよう呼びかけていた。同社によると、9月5日に投稿者とコンタクトをとることができて、「入金後のキャンセル」「同社からのメール配信」という投稿内容が「事実でない」と確認できたという。

同社広報の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「お客様(投稿者)が今回の先行チケットの抽選に当選していたことは事実だ。ただ、入金期限(8月31日)までに入金がなかった。入金しなかった場合、先行チケット購入の権利は放棄したものとみなして、失効になる。それについて、メールでお知らせすることはない」と説明した。

つまり、一連の投稿は、虚偽の投稿だったことになる。ローソンHMVエンタテイメントは、投稿者に厳重注意したが、「同じように、事実と異なる書き込みが繰り返されないかぎり、法的手段に訴えることはない」としている。

騒動の発端となっていたツイートはすでに削除されている(9月6日19時現在)。投稿者は9月6日正午ごろ、「この度、先方様とお話し合いの末、見解の相違がありました。先方様とは無事すべてのお話はついております。お騒がせして申し訳ございませんでした」とツイッター上でつづっている。

(弁護士ドットコムニュース)

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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