女性器をモチーフにした作品作りに取り組んでいる芸術家ろくでなし子さんが12月3日、そうした作品を店舗に展示したとして、わいせつ物公然陳列などの疑いで警視庁に逮捕された。
弁護団の藤元達弥弁護士は同日午後、東京都内の警察署で留置中のろくでなし子さんに接見した。
●「逮捕はおかしい」とろくでなし子さん
藤元弁護士によると、ろくでなし子さんは比較的落ち着いた様子だった。彼女の話では、3日朝に警察官が東京都内の自宅にやってきて、家宅捜索をおこなった。そして、午前9時前ごろ、その場で逮捕されたという。
ろくでなし子さんはその際、警察官に対して「水を飲みたい、化粧をしたい、歯磨きをしたい」と要望したが受け入れられず、「逮捕のときに腕を押さえつけられた」と語っていたという。
また、今回の逮捕については、「私の作ったものは、わいせつではない。逮捕はおかしい」とキッパリ容疑を否認し、「もし起訴されて裁判になったときには、そのことをしっかりと主張したい」と口にしていたという。