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東名あおり運転、懲役18年判決 危険運転を認定
裁判所前に並ぶ人たち

東名あおり運転、懲役18年判決 危険運転を認定

神奈川県大井町の東名高速道路で2017年6月、「あおり運転」を受けた車の夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた石橋和歩被告の裁判員裁判の判決公判が12月14日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であった。

NHKなどによると、懲役18年(求刑懲役23年)が言い渡された。また危険運転致死傷罪の成立が認められた。

報道によると、起訴状では、石橋被告は2017年6月5日夜、東名下り線の中井パーキングエリア(事故現場の約1.4km手前)で、静岡市の男性に駐車方法を注意されたことに逆上。

時速約100キロで男性一家が乗った車を追い抜き、車線変更などの妨害行為を繰り返し、追い越し車線上に停車させて追突事故を誘発。男性と妻を死亡させ、娘2人にケガを負わせたとされる。

●判決公判、傍聴券求め682人が行列

この日の判決公判は午前11時から。傍聴券を求めて多くの人が列を作った。NHKが伝えたところによると、41の傍聴席に対して682人の希望者が並び、抽選倍率は16倍超だった。

抽選にあたった男性は「どんな刑が言い渡されるか、この目でしっかり確かめたい」と話し、地裁のなかへと入っていった。

一方、抽選に漏れた女性2人組は「自分の目で見たかったけど、残念。あとでニュースで確認します。本当に遺族の方がかわいそうです」と語っていた。

(弁護士ドットコムニュース)

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