西山 貞義 弁護士 インタビュー
貧困問題に関する活動
富山県弁護士会の貧困問題取組強化プロジェクトチームの委員長として、委員のみなさんの協力を得ながら、富山労働局と共催の労働相談会を開催したり、生活保護無料電話相談を実施したりしています。
生活保護無料電話相談は、毎週火曜日、17:30~19:30まで、フリーダイヤル(0120-783-094)で行っています。この電話相談は、電話相談だけでなく、必要な案件については、原則無料で、弁護士が生活保護の申請に同行することも行います。
貧困問題の具体的な内容
生活保護の問題では、申請権の侵害があげられます。行政の担当者は、明らかに生活保護の要件を満たしていると思われる人が窓口にやって来て、「生活保護を受けたい」と言っても、単なる「相談」案件として取り扱い、生活保護の「申請」をさせないようにして帰してしまうことが大変多いのです。
最近問題になっている不正受給の問題は、我々も断じて許されないと考えていますが、他方で、この申請権の侵害も許されないと考えています。
昨今、マスコミ等では、不正受給について、しきりに報道される傾向にありますが、不正受給の問題と生活保護を受けなければ生きていけない方が申請を受け付けてもらえないという問題は全く別の問題で、しかも、生活保護を受けなければ生きていけない方が申請を受け付けてもらえないという問題の方が、命に直結するより深刻な問題であるということを理解していただきたいと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
依頼者の方の立場に立って考えるということです。
弁護士は、冷静な法律の専門家ですから、完全に依頼者の方と同化してしまってはいけません。冷静な第三者的立場で、的確なアドバイスをすることは非常に重要です。
他方で、依頼者の方の立場に立って、そのお気持ちも十分にお聞きしながら仕事を進めることも非常に重要だと考えています。
ページを見ている方へのメッセージ
とにかく悩みは気軽に相談をしていただきたいと思います。収入が少ない方は、「法テラス」の法律援助の制度を使って、無料で相談を受けることもできます。「弁護士は敷居が高い」などとは思わずに、気軽にご相談ください。
また、私は、B型肝炎訴訟の弁護団員として、B型肝炎訴訟に取り組んでいます。
この訴訟は、集団予防接種によりB型肝炎ウィルスに感染してしまった方の救済を求める訴訟です。この弁護団では、個別の原告の方の事件を担当しているほか、「どうしてこのような被害が発生してしまったのか」などの真相を解明するための担当者としても活動をしています。
B型肝炎ウィルスに感染してしまっている方は、当事務所で、無料で、電話相談をお受けしていますので、気軽にご相談いただければと思います。
さらに、私は、弁護士になる前に、検事として働いていました。検事としての勤務経験は、刑事事件のみならず、民事事件でも、真相の究明や証拠の収集などの点で非常に役に立っています。