白木 優 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
高校時代、深夜に、ぶしつけな職務質問を受けたことをきっかけに、法律を勉強しようと思いました。後になって聞いたところによれば、深夜10時以降に自転車に乗っている人には職務質問をすることになっているらしく、決して違法な捜査を受けたわけではないのですが、やはりやましいことがないのに疑われるのは納得がいきませんでした。
こういった事態に対して、例えば「署まで来てください」等と言われたときに、堂々とした対応ができるだけの知識を身に付けたいと思ったのです。
大学2年の初め頃から予備校には通っていましたが、当時は法曹になるとは決めておらず、資格だけ取って別の仕事に就いてもいいなと思っていました。しかし、就職活動をしなかったところ、気が付いたら司法試験に受かるしか道が残っていなかったのです(笑)。
研修所に入り、裁判官・検察官という選択肢があることも知りましたが、やはり在野が性に合っていたので、弁護士を選びました。
これまでの経験と仕事内容
滋賀では専門性を打ち出す事務所は少なく、自分も町弁らしく、ありとあらゆる事件を扱ってきました。貸金・売買等の一般民事、離婚・相続等の家事、国選・私選問わず刑事、少年、破産・再生申立て、破産管財人、行政事件の弁護団、医療過誤、生活保護申請等、本当に多岐にわたります。詐害行為取消訴訟の被告側など、比較的頻度の少ない訴訟も経験しました。
現在、会内では刑事弁護委員会に所属しておりますが、それ以外にも、地方自治体の消費者生活相談弁護士を務めたり、倒産法の勉強会に参加したりしています。これらの方面の仕事が必ずしも多いわけではありませんが、どれも一つ一つが勉強になりますし、広い業務を経験できたことは良かったと思っています。
弁護士としての信条・ポリシー
一番は、依頼者に満足してもらうことです。もっとも、現実には、どちらか一方が絶対的に悪いという事件は少ないので、ほとんどの事件においては、双方にとって納得のいく結論(いわゆるWin-Winの状態)になるのが理想だと思っています。
そういう意味では、できれば交渉段階で、訴訟になっても和解でまとまるのが好ましいですね。特に離婚のように感情的になりがちな事案の場合、裁判になれば、逆恨みを受けることもありますので、禍根を残さない形で終えられることが望ましいと思っています。
関心のある分野
冤罪事件です。「弁護士を目指したきっかけ」でも述べましたが、もともと、ただ夜間に自転車に乗っているだけで不審者扱いされることへの反発から法律を勉強し始めたこともあり、無実なのに疑われることに対する憤りがあります。
国選の刑事事件において、無罪を主張したこともあります。現実問題として、無罪を勝ち取るのは非常に難しいですし、また、その被告人が本当に無罪かどうかは分かりません。それでも、無罪を主張する人に対しては、その主張に真摯に耳を傾けたいと常に思っています。
実際、冤罪は、真犯人を逃すことになり、被害者も救われません。このようなことが、違法捜査や捜査機関の面子という理由から起こされることは、絶対にあってはならないと思っています。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士は万能ではありませんので、すべての物事を解決に導けるわけではありませんが、それでもプロであることに間違いはありません。法律関係で何か困ったことがあれば、遠慮なく、すぐに相談をしていただきたいと思います。