依頼者の不安を取り除き、人生を前向きにするサポートを提供。他士業との連携で困りごとを一括解決
企業内弁護士の経験も。個人・法人の困りごとを幅広く解決してきました
ーー弁護士を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
法学部に入学した当初は具体的な進路を決めていませんでした。ただ、漠然とではありますが、法律に関する仕事をしたいとは考えていました。
弁護士を志したのは、所属していたゼミやサークルでディベートを経験したことがきっかけです。ある法律問題について、一方の立場から主張したり、相手を説得するための方法を考えたりすることがとても面白くて。もっと法律を学びたい、法律を使う仕事がしたいという思いが強くなり、大学2年生の頃に、司法試験を受けて法曹を目指そうと決めました。
法曹三者の中でも弁護士を選んだのは、悩んでいる方の一番近くで問題解決をサポートできることに惹かれたからです。自分の性格的にも、弁護士が合っていると感じました。
ーー学生時代はどのように過ごされていたのでしょうか?
中学ではテニス部、高校では空手部に所属し、生徒会活動なども行っていました。大学では体育会のヨット部に入っていて、2年生以降も続けるか迷ったのですが、最終的には司法試験の勉強1本に集中することにしました。
ーー弁護士資格取得後の経歴を教えてください。
2015年に弁護士登録をした後、最初は千葉県の法律事務所に入所し、その後インハウスローヤーとして金融関係の企業に入りました。
もともとは、離婚や相続など、個人の方の身近な法律問題を扱う仕事をしたいと思っていました。ただ、一般民事や家事事件だけではなく、企業法務など他の分野も経験することで対応できる範囲が広がると考え、企業で働くことにしました。信販会社のグループ会社で1年、政府系金融機関で3年勤務した後、最初に入った会社に戻り、2022年に現在の事務所に入所しました。
ーー企業での主な業務内容はどのようなものでしたか?
信販会社では主に債権回収の裁判手続きに関する業務をおこなっていました。一方、日本政策金融公庫では、営業部署からの法律相談への対応や、株主総会の運営サポート、社内規定のレビューなど、幅広い業務に携わりました。
依頼者との対話を重視し、状況に応じた解決策を提案します
ーーどのような分野の案件を手がけていますか?
不動産、離婚、相続の案件が多いですが、他の民事事件や刑事事件にも対応しています。
事務所の特徴として、法律問題だけではなく、税務や登記、不動産評価などの関連する問題にもワンストップで対応できる体制を整えています。当事務所が窓口となり、必要に応じて、各専門家と連携して業務を進めます。依頼者自身が専門家を探して依頼する必要はなく、当事務所に依頼していただければ、困りごとを一挙に解決できることは強みだと思います。
ーー弁護士として仕事をする上で、心がけていることはありますか?
まず、依頼者の話をよく聞くことです。皆さん、悩みを抱えて相談に来られるので、途中で遮ったりせず、どのような話も聞くというスタンスで対応しています。
質問するときには、オープンな聞き方を心がけています。クローズドな質問、つまり「はい」「いいえ」だけで終わってしまうような聞き方をすると、依頼者が話したいことを十分に話せなかったり、私としても聞くべきことを聞き逃したりする可能性があるからです。
もう一つは、解決策を複数提案することです。それぞれのメリットとデメリットを説明した上で、依頼者の希望に一番近い選択肢を選んでもらうようにしています。これはインハウスローヤーの経験から得たものです。企業法務では一般的に、複数の解決策の中からメリット・デメリットを考慮して最適なものを選ぶというアプローチをします。この方法を個人の案件にも適用することで、依頼者にとってより納得感のある解決につながると考えています。
さらに、法律のルールと感情論を区別することも大切にしています。相続のように当事者が感情的になりやすい案件では特にこの点を意識します。依頼者が「こうしたい」と考えていることが、必ずしも法律的に実現できるとは限りません。意向を踏まえて、法律的にできること・できないことを整理し、状況に応じた解決策を提案するようにしています。
ーー印象に残っている事例はありますか?
不動産の保全事件で印象に残っているものがあります。下水道工事をめぐり、依頼者と工事を行う施工業者との間でトラブルになったケースです。依頼者が工事に反対したところ、相手方から妨害禁止の仮処分を申し立てられ、それを不服として当事務所に相談に来られました。
相談に来られた時点で次に裁判所に行く期日まであと3日しかなく、依頼者の話す内容を踏まえてもなかなか厳しそうな印象でしたが、依頼者にとって有利な事情を見出そうと短い時間の中で状況を精査しました。
すると、一見、正しそうに思えた相手方の言い分に不自然な点が見つかり、「権利として認められている範囲を超えて工事を強行しようとしているのではないか?」という疑いが浮上したのです。
こちらの心証として裁判所に主張した結果、裁判所も同意してくれました。その他の論点についても、相手側の主張に対して反論できるところは全て反論するというスタンスで臨みました。
通常であれば、強めに主張すべきところとそうでないところのメリハリをつけます。しかしこのケースでは、依頼者の「相手の対応に納得できない」「最大限やってほしい」という気持ちが強く、認められるかどうかは別として全ての論点について反論を試みました。そして最終的には、依頼者の意向がほぼ通る形で相手方と和解することができました。
最初の印象だけで「厳しい」と決めつけず、依頼者とともに、諦めずに状況を整理して向き合ったからこそ、良い結果が出たのだと考えています。
依頼者に寄り添い、人生の一大事をともに乗り越えます
ーー休日はどのように過ごされていますか?
妻も同じ職場で働いているので、休日も仕事の話をしがちなのですが、なるべく仕事とプライベートのメリハリをつけるよう心がけています。家事は妻と分担していて、私が食事を作ることもあります。料理をすることで気分もリフレッシュできますね。
身体を動かすことも好きなので、時間があるときはテニスで汗を流しています。
ーー今後の展望について教えてください。
事務所としては、ワンストップサービスの提供に重きを置いています。不動産や離婚、相続などの分野で、より質の高いリーガルサービスを提供できるよう努めていきたいです。
また、地域に根ざしたサービスを提供するため、支店を増やすことも検討しています。すでに藤沢に支店を開設しましたが、今後も関東圏を中心に拡大していく方針です。
ーー仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
相談に来られる方の多くは、苦しい表情をされています。ご依頼いただいて悩みを解決し、最終的に笑顔に変わる瞬間を見られることが大きなやりがいです。
依頼者が抱えている問題は、その方の人生を左右するような一大事であることが少なくありません。できる限り不安を取り除き、依頼者の人生を前向きにするためのサポートができているという実感を得られることが、弁護士の仕事の醍醐味だと感じます。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
私たちの事務所は、弁護士以外の専門家とも連携し、依頼者の悩みを総合的に解決できる体制を整えています。
例えば、相続案件では財産の金額が大きければ税務の問題も絡んできますし、不動産が関係すれば登記の問題も出てきます。ご自身では意識していなくても、実は専門家が対処すべき問題が多々潜んでいることもあります。そういったところを洗い出した上で、解決に向けた適切なサポートを提供します。
まずはご相談いただくことが、悩みを解決する第一歩になります。敷居は決して高くありません。いつでも、どのような悩みでも、気軽に相談してください。