沼尻 隆一 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
検察事務官として働いていましたが、一念発起して司法試験に挑みました。どちらかと言えば後ろ向きの動機(検事に使われる立場から脱却したいという気持ちもあったかも知れません)であり、「マイノリティーの人権を擁護したい」とか「社会正義を実現したい」などと言った立派なものではありません。
日々他の仕事をしながらだったので、勉強そのものを息抜きの一つと位置付けて、ある意味楽しみながら(?)取り組むことができ、その点については良かったと思っています。
今までの経験と現在の仕事状況
大学卒業後は民間企業に就職しましたが、その後公務員(上記の検察事務官)となり、前述の経緯があって弁護士となりました。それから現在まで、扱っている仕事は基本的に変わりなく、一般の弁護士なら誰でも扱っているような一般民事、家事事件、労働事件、刑事事件などが中心です。
逆に地域柄もあって、渉外事件、企業法務、本格的な知的財産権関係の案件などは扱う機会がほとんどないですね。
また「弁護士としての」仕事ではありませんが、2年ほど前から、いわゆるパートタイム裁判官として、週1日、簡易裁判所で「民事調停官」の職務に就いています。
仕事をする上で意識していること
「人を動かすのは、『法による強制力でもなければ』、『論理による説得』でもない。また、一定の場合には利害得失ですらない。ましてや、『人を自在に操る心理術』とか、『人たらし』の術でもなければ、『ディベートで相手を打ち負かした結果』、とかいうのでもない。人を動かすのは、そんなことではなく、『相手の立場に対する理解と尊重』であり、『思いやり』であり、心からの『笑顔』であり、『信頼と相互承認』であり、要するに、広い意味での『愛』である。」ということです。
これは、ポリシーと言うよりは、仕事中常々自分自身に言い聞かせていることです。弁護士という職業だから、と言うより、人としてまずこういった意識を常に持つように心がけています。
関心のある分野
知的財産権に関わる分野です。修習生時代に指導を受けた弁護士の先生が、知財関係の案件を多数扱われていたこともあり、その当時から興味・関心がありましたが、実際の弁護士業務の中では、前述の通り取り扱ったことがないため、かねてから、一度くらいはやってみたいと思っています。
分野としてほかに比べて理系色の強い仕事になりますので、それが惹かれる要因かもしれません。
ページを見ている方へのメッセージ
どんなお悩み事でも、共に悩み、共に解決へと進むことができれば幸せだと思っています。
昨今敷居が下がってきたとは言え、やはり弁護士事務所の門を叩くのは勇気のいることかも知れませんが、それでも、躊躇している間に問題が取り返しのつかないものになってしまうことの無いよう、相談にお越しいただければと思います。