相川 一ゑ 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
私が中学生くらいの頃であったと思いますが、私の父が車を運転していたところ、後続車に追突されるという事故がありました。追突の原因は、100パーセント後続車側にあったのですが、結局その後続車の運転手はこちら側に対しなんらの被害弁償もしませんでした。
私はその事故について、「何故父は全く悪くないのに、被害弁償もされずに我慢せねばならないのだろう」と、納得ができなかったのです。その時の腑に落ちなかった記憶が、「泣き寝入りをしている人間を救いたい」という気持ちにつながり、弁護士に興味を持ち、はじめる最初のきっかけになったように思います。
その後大学では法学部に入学し、実務で活躍されている先生方からご指導頂く中で、「自分から動いて人を救う」のは弁護士なのではないか、と思うようになり、弁護士を志すに至りました。
手がけてきた事例
私が所属する事務所は、不動産関係の顧問会社が比較的多いため、不動産に関する民事事件を担当する割合が多かったように思います。その他、債務整理(任意整理、自己破産、個人再生)の事件や、男女問題の事件も多かったのですが、当事務所は一般民事を扱っているため、それ以外にも相続問題や交通事故事件など、幅広く事件をやらせて頂きました。
また私が所属する埼玉弁護士会の管轄内では、少年事件を含む刑事事件の数も多くございますので、私も刑事事件を比較的多く担当をしてきたと思います。
現在は、民事事件では離婚事件が多くなってきていますが、医療問題弁護団に所属している関係で医療過誤などを扱わせて頂くこともあり、特に分野を限定せず、民事・刑事のご相談を頂いております。
弁護士としての信条・ポリシー
最近は弁護士に対する敷居が比較的低くなってきたとはいえ、いまだに一般的には弁護士に相談するということに抵抗があるという方が少なくないと思います。
ご相談にいらした方には、ご自身の希望する結果を得るためにどのような手段がありうるか、また手段を選ぶに当たって、それぞれどの様なメリット・デメリットがあるのかをご説明し、ご納得頂けるよう努力しています。
事件によっては、複雑・困難で、ご依頼者の方にご理解頂くことが難しいというものもありますし、私自身にまだまだ未熟な点もございますが、その都度ご説明をし、どの件についても依頼者の方と一緒により良い結果を出せるよう協力させて頂ければと考えております。
信頼関係を築くことは容易いことではありませんが、依頼者の方からの話をよく聞き、「話しやすい弁護士」を目指しています。
関心のある分野
これまでは、不動産関係事件や、自身が女性弁護士であることを活かせる離婚事件などを扱うことが多かったのですが、民事事件も刑事事件も、起こりうる紛争は数限りなく、まだ私が経験していない分野も多くございます。
どの分野と限定することなく今後も研鑚を積んで、より複雑な事件や争点が多い民事事件・刑事事件に取り組んでいきたいです。
また、女性弁護士だから、ということでできないことは、一般の職業に比べると少ないと思います。まだまだ、女性の弁護士が男性に比べると少ないのですが、これからは女性弁護士も増えてくると思います。
個人的には弁護士という仕事には、「女性であることを活かして」できることの方が多いのではないかな、と感じています。
法科大学院での印象に残っているエピソード
模擬裁判の授業が印象に残っています。
実際の法廷で、実際に弁護士や検察官としてお仕事をされている先生方に、直接指導を
受けました。座学ではなく、実際に体験することで、より一層弁護士への憧れを持ちました。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士の数が増えたことにより、弁護士業務の内容も多岐にわたっておりますし、弁護士のタイプも様々見られるようになり、1つの分野を徹底的に専門化している弁護士もいれば、幅広く事件を扱う弁護士もいます。
理想の弁護士像は人それぞれであると思いますが、弁護士のタイプが増えてきたことで、少なくとも法律相談をしてみたいという方の選択肢も増えたといえるのではないでしょうか。 弁護士と一般市民の方との距離は、10年前よりも確実に近くなっていると思います。お悩みをお持ちの方は、ご自身に残された解決のための選択肢が何なのかを知るためにも、一度は弁護士に相談してみて頂ければと存じます。
また、法曹を目指している方はもちろん、そうでない方も、学問として「法律」を学んでみてはいかがでしょうか。合理的に物事を考える方法として、最適なのではないかと思います。