「ベストなタイミングで再スタートを切れるように」借金問題で悩む依頼者をサポート
依頼者に寄り添ったオーダーメイドの解決を
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
大学を卒業してから4年ほどフリーター生活を送っていました。「このままではまずい」と将来について考えた時、手に職をつけたいと資格取得を考えました。当時、ロースクール制度が始まったこともあり、思い切って弁護士を目指すことにしました。
ーー実際に、弁護士になられていかがですか?
やりがいがあり、自分の性格にも合っていると思います。私は、弁護士を職人だと考えています。一から十まで責任を持ってオーダーメイドで事件を解決するからです。自身の裁量で考え動くことができる点で向いていると思っています。
ーー注力分野とその分野に力を入れている理由を教えてください。
債務整理です。独立する前に働いていた事務所でも多く手掛けていたので、数をこなしているうちに、自然と注力分野になりました。世の中にはお金の問題で苦しんでいる人、どうすればよいかわからないと困っている方が多くいらっしゃいます。悩んでいる方の再スタートのお手伝いができればと思い、取り組んでいます。
一度借金をしてしまうと、自制が効かなくなり借金を繰り返してしまうケースが多いです。多額の借金を繰り返し、その都度両親が肩代わりしてもらっていた方から依頼を受けたことがありました。
このケースでは、まず500万円、さらに1000万円の借金をし、その都度、親御さんが全額肩代わりをしていました。それでも懲りずに3回目に借金をした後にどうにもならなくなって私のもとに相談にきました。そのときの借金の額は約3000万円まで膨らんでいました。収入の額を偽ってクレジットカードを作成したことで、多額のキャッシングができたということでした。
今後は絶対に借金をしないことを約束した上で、借金を整理し、返済の段取りをつけました。依頼者は事件解決後は、両親の会社で無給で働いて、借金完済に向けて日々汗を流していました。今はもう借金と縁がない暮らしをしていることを願っています。
ーー債務整理は早ければ早いほどよいということでしょうか。
そうとは限りません。その人にとって最もダメージが少ない状態で人生をやり直せるタイミングがあります。
たとえば、生活保護を受けていた場合、法テラスを利用すると弁護士費用が無償になります。依頼者に働く意欲があっても、弁護士費用を負担するほどの金銭的余裕がない場合、生活保護を受けている段階で手続きを終わらせ、手続きが終わったら働けるような状況を作れば、弁護士費用が無償なので依頼者の負担は少なくなります。
債務整理の手続きをしている依頼者が働き出すと、依頼者は弁護士費用を負担する必要がでてきます。一方、弁護士報酬を無償にするために、働かないという選択も依頼者のためになりません。
債務整理は早すぎても、遅すぎてもいけません。ベストなタイミングがあります。
ーーお仕事をされるときに、心掛けていることを教えてください。
依頼者の情報をきちんと整理をするようにしています。特に債務整理は資料が多い分野です。都度整理をして、依頼者が今どういう状況なのかすぐに把握することがスピーディーな問題解決に繋がります。
その一方で、機械的な対応をせず、依頼者に寄り添った対応をすることも心がけています。どんなに正しい手段であっても、頭ごなしに指示するような態度では依頼者との信頼関係は生まれず、結果として解決から遠ざかります。
まずは、相手の立場に寄り添い「大変でしたね」と傾聴します。相手が聞く姿勢を見せてくれた時に初めて、置かれている立場やそのような状況になってしまった理由、将来の見通しについてなど、こちらが伝えたいことを話すようにしています。
今後も質の高いリーガルサービスを
ーー休日はどのように過ごされていますか?
海釣りに行きます。同期にも釣り好きの弁護士と一緒に出掛けることもありますね。また、愛犬と過ごす時間も大切にしています。小型犬を3匹飼っているのですが、朝5時にはご飯をねだって起こしにきます。
ーー今後の展望を教えてください。
債務整理分野で引き続き技術を磨き、高いレベルのリーガルサービスを提供していきたいです。さまざまな知識が求められますが、依頼者に「この弁護士に依頼してよかった」と思ってもらえるような仕事をしていきたいです。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方に、メッセージをお願いします。
依頼者にとっては生まれて初めてのトラブルであっても、私たちは、これまでさまざまな事例を見聞きしています。恥ずかしがったり、怖がったりせず、まずは話をしていただくことが大事だと思っています。きっとアドバイスができるはずです。私たちの経験や知識を利用してもらえばと思います。まずは、お気軽に相談にお越しください。