「相続は人生の整理」迅速かつ丁寧な対応を心がけ、相続問題で円満解決を実現
「目の前にいる一人ひとりと向き合いたかった」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
今から20年ほど前に司法制度改革があり、裁判制度や法曹養成制度の改革など、日本の司法のあり方が大きく変化しました。
当時、私は公務員をしており、郵政省や総務省で通信事業の許認可などに関わっていたのですが、司法制度改革によって、行政が事前に規制する従来のシステムから、何か問題が起きたときに司法で解決する「事後救済型」へと社会が変化していく中で、裁判実務に携わりたいという思いが強くなり、公務員を辞めて弁護士になることを決意したんです。
もともと私が公務員になったのは、社会に役立つ仕事をしたいと思ったからでした。行政もやりがいのある大きな仕事でしたが、公務員は社会全体にサービスを提供するのが務めですので、直接個々人の顔を見るということがありません。
一方で弁護士は、依頼者一人ひとりと向き合って仕事をします。自分が役に立っているということを肌で感じることができ、とても充実しています。
ーー注力分野を教えてください。
相続に注力しています。団塊の世代が高齢になり、相続事件は今後増えていくと思います。相続は突発的に起こる事件が多く、早急に対応しなければいけない手続きもあります。いざというときに相続事件を安心して任せられる弁護士がいないのでは困ると思い、注力するようになりました。
相続というのは、人生の整理ではないかと思います。家族に思いを伝えたり、財産を法律に則ってしかるべきところへ承継させる。その人生の整理を、亡くなられた方に代わってその方の意思の実現をお手伝いできるところに、やりがいを感じます。
悩んでいる人に進むべき道を示す
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
「すぐにやる」ことです。どんな仕事でも一緒だと思いますが、迅速に着手することは非常に重要なことです。弁護士の仕事も最初の第一歩が最も重要です。
また、仕事が遅いと、依頼者に不安を抱かせることになります。弁護士は依頼者の不安を取り除くことが仕事ですので、依頼者に余計なストレスを与えてはいけないと思っています。
また、依頼者に対して説明をきっちりすることを心がけています。依頼者に法律の知識がないのは当然のことですから、依頼者が納得できるまで丁寧に説明する必要があります。
「何をしたらいいのかわからない」と電話をかけてくる人もいれば、事前にインターネットなどで調べてから相談に来られる方もいます。現在の状況やどんな選択肢があるのかを説明し、交通整理をしたうえで進むべき道を示すようにしています。
ーー通常の業務以外に、書籍の出版など情報発信にも力を入れているそうですね。
書籍だけでなく新聞記事やセミナー、ラジオ番組出演などにも力を入れています。依頼者に法律の知識がないのは当然という話をしましたが、トラブルを回避したり、巻き込まれてしまったときのために、より多くの方が法律の知識を持っていた方が良いと思っています。
相続などは誰もが一度は経験することですし、最低限の知識を持っておくことで、不要なトラブルを避けることができます。一般の人が持っている基礎知識では足りない部分を、弁護士が専門家としてアシストすることが、本来のあり方であろうと思っているんです。
そうしたことから、一般の人にも法律の基礎知識を身につけてほしいと思い、メディアなどを通じて情報発信をしています。
「悩んでいるだけでは前に進むことができません」
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日は子どもと遊んだり、友人とテニスをしたり、茶道の稽古に行ったりしています。
茶道は10年くらい前から始めたのですが、美味しいお茶を点てるということだけに神経を集中することによって、ストレスが発散できたり、英気を養うことができ、いい気分転換になっています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
注力している相続を中心に、一人でも多くの方の問題を解決したいと思っています。弁護士は積み重ねが大事ですので、一つ一つの事件に丁寧に取り組み、依頼者に納得してもらえるリーガルサービスを提供し続けます。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
一人で悩みを抱え込まずに、気軽に相談してください。悩んでいるだけでは前に進むことができず、問題を先送りにしていることと変わりません。弁護士に相談していただければ、どんな問題であっても、前に進むことができると思います。
「どういうタイミングで相談したらいいのかわからない」とおっしゃる方もいますが、何事も早く相談することが大事なので、悩んだらすぐに相談していただくのが良いと思います。