専門家と連携し専門性の高い分野も対応 建築・行政・労働に注力、謙虚な姿勢で依頼者1人1人と向き合う
専門家との連携を大切に
ーー弁護士を目指した理由を教えてください。
本格的に弁護士を目指そうと思ったのは大学を卒業する間際です。卒業後の進路を考えていたときに、「多数を敵に回してでも少数派の利益を守れるのは弁護士だけだ」という憧れを抱き、ロースクールに進学しました。
ーー弁護士になられてからの注力分野を教えてください。
幅広い分野の相談を受けています。その中でも、建築、行政、労働の分野は多くの案件を担当してきました。
建築トラブルなど、解決のために専門知識が必要な場合は、その分野のプロと一緒に仕事をします。各分野の専門家の考え方を知ることができて興味深いです。
弁護士は、紛争を法的にどう解決するか常に考えますが、他の分野のプロと打ち合わせをすると、弁護士とは異なる独特な発想や言葉に触れられます。そうしたことも、弁護士としてのスキルの向上につながると感じています。
ーー建築トラブルの案件を手がけるときに心がけていることはありますか。
家を買うという、人生で1回あるかないかの大きな買い物でトラブルに遭った方に対しては、どういう解決方法が最善か慎重に検討していく必要があると思います。必ずしも、弁護士が間に入ることが最善ではないケースもあります。弁護士が入ったことで紛争が長引き、依頼者がさらにダメージを負う場合があるからです。もちろん徹底的に争う場合もあり、どのような方向性を示すべきか、案件ごとにじっくり見定めながら対応しています。
ーー行政分野では、空き家対策のプロジェクトに携わっていると伺いました。
2014年に、空き家問題を解消するための法律が成立しました。弁護士会の中で、この法律に対応するプロジェクトチームができ、私もメンバーとして召集されました。空き家問題は複数の分野にまたがっているので、チームには各分野を専門に扱う弁護士が集まっています。その中で、私は行政担当として活動しています。
具体的な活動内容としては、空き家への対応方法について自治体の職員にアドバイスしたり、行政側の代理人となって対応したりしています。
ーー弁護士として心掛けていることをお聞かせください。
依頼者の話をよく聞くことです。常に意識しているのは、「どうすれば依頼者の納得する解決につながるか?」ということ。話を聞きながら、依頼者が何を希望していて、どうすればそこにたどり着けるかを考えています。
ーー依頼者とのコミュニケーションを大切にされているのですね。
はい。様々な案件を手がける中で、弁護士の言葉一つが依頼者の人生を大きく左右することも実感しています。弁護士は言葉を扱う仕事だからこそ、伝え方に気を配ることがとても重要だと思います。
謙虚な姿勢を忘れずにいたい
ーー休日の過ごし方を教えてください。
休みの日は犬の散歩をして、のんびり過ごすことが多いです。
遠くまでドライブすることも好きで、よく富士山まで車を走らせています。事務所がある大阪近辺だと、淡路島がおすすめです。景色もいいですし、大阪からならそれほど遠くないので、気軽に行けます。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
弁護士として活動する中で、毎日新しい発見があります。経験の積み重ねによって、案件の見通しや着地点をイメージしやすくなります。ただ、全く同じ事件はないので、過去の経験に当てはめるのではなく、依頼者一人一人の話を丁寧に聞いて謙虚な姿勢で対応することを忘れないようにしたいです。
また、今も手がけている建築や行政など専門性の高い分野についても、勉強を重ねて、引き続き知見を深めていきたいと思っています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
どんなお悩みでも、解決の方向性を示せるように心がけています。敷居が高いと思わず、ぜひ遠慮なく相談してください。