渡邊 幹仁 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学は理学部生物学科に入学し、当初は研究者になろうと思っていましたが、4年生の時自分はあまり研究に向いていないのではないかと感じました。とはいえ、どういった進路を選ぶか、具体的には何も考えていなかったため、卒業後2年間フリーターをしていました。その中で、直接人の役に立てるような仕事がしたいという思いが強くなり、丁度ロースクール制度が始まる頃だったため、挑戦してみようと思い、この道に進みました。
今までの経験と現在の仕事内容
様々な事件を扱ってきましたが、多いのは離婚などの家族の問題、刑事事件です。東京のように専門分野に特化して仕事をしているわけではありませんが、相談が寄せられるうちに興味を持つようになりました。
家族の問題については、実は法理論的にも奥深いものがあり、しかし、問題解決には理論だけでは割り切れない人間的な部分も大きく関わってくるところに、その奥の深さを感じています。相手方と粘り強く交渉した結果、最終的には依頼者の希望通りの結果が得られ、感謝の言葉をいただいたときには大変嬉しく思いました。
またノーモアミナマタ新潟訴訟には平成21年の裁判開始時から関わることができました。実際に被害者である原告の方と会って話を聞く機会もあり、教科書では分からない被害の深刻さと問題の根深さを知りました。平成23年3月に和解が成立しましたが、今もまだ救済されていない方がいますので、全員救済に向け、引き続き関わっていきたいと考えています。
弁護士としての信条・ポリシー
プロとして当然ではありますが、事件の見通しとそれに対しての臨機応変な対応を心がけています。そして何より、依頼者の心の声に耳を傾けるということ。依頼者と言っても、必ずしも私たち弁護士に全てを打ち明けてくれるとは限りません。それが取り返しのつかない事態を招くことがないよう、表面に現れている言葉だけでなく、その真意を掴もうと常に努力をしています。
また様々な外部要因に屈することなく、正しいことを正しいと主張すること。これは弁護士として強く拘るべき部分であると思っています。
関心のある分野
離婚・相続などの家族問題、刑事事件、消費者事件や公害事件などです。どの分野でもそうなのですが、理屈だけでは割り切れない人間的な部分が大きい分野に興味があります。また、新潟県にも避難者が多くいらっしゃる原発被害者の問題も何とか解決していかなければならない問題だと考えています。
また、委員会活動にも積極的に参加しており、最近では法教育の分野に特に興味を持って力を入れています。小学校、中学校、高校などに弁護士を講師として派遣し、法の根本的な考え方を学んでもらうなどの活動です。弁護士に少しでも興味を持ち身近に感じてもらえるよう頑張っています。
ページを見ている方へのメッセージ
最もお伝えしたいのは、とにかく何事も、法的トラブルには早めに対処するに越したことはない、ということです。病気の治療と同じで、問題は放っておけば悪化してゆきます。
「もっと早くきてくれればもっと対処の仕方があったのに・・・」と思わされることも非常に多いです。すこし風邪を引いただけでも町医者にかかるように、気軽に弁護士事務所を訪れて下さればと思います。相談した結果、心配する必要のない問題であったならば、それに越したことはありません。