困っている人がいるから、その人の希望を叶えるために全力を尽くす
月80件も抱えることがある、引き受け手が少ない労働事件
ーー労働事件を多く扱っているそうですね。
専門というわけではありませんが、力を入れている分野です。というのも、労働事件は困っている人が非常に多いにもかかわらず、手掛けている弁護士が少ないからです。
労働事件は判例数が膨大で、それらを調べて理解することが事件解決のカギとなるため、時間と手間がかかります。かなり頑張って勉強しないと「労働事件をやってます」と言いにくいことが、労働事件を扱う弁護士が少ない理由ではないかと思います。
私としては困っている人がいればその力になりたいし、判例をいろいろ調べて「これが使えるのではないか」「あれが使えるのではないか」と考え、その知識を武器に戦って勝つことに意義を見出しているので、やりがいのある分野だと思っています。
昨今パワハラという概念が広く認知されたことで、泣き寝入りせずに戦いたいという方が増えています。それに伴って依頼の数も増え、多いときは月に80件ほどの案件を同時に抱えることもあります。
また、コロナの影響もあってか内定取り消しといった問題も増えており、労働事件は増える一方ですが、可能な限りいただいた相談には対応していくつもりです。
移動のための車の運転で気持ちを切り替えて次の仕事へ
ーー月に80件ですか! よく体がもちますね。
学生時代野球をやっていたので、体力には自信があります。今でも地元の野球チームに入って、毎週汗を流しています。野球の時間を確保するのは大変ですが、野球をすることで気持ちをリフレッシュして、新しい気持ちで仕事に取り組むことができています。
また車の運転も趣味の一つで、仕事の移動も車を使っています。移動のための運転が、一つの仕事から次の仕事への気持ちの切り替えにもなっていて、ストレスをためずにマルチタスクで仕事が進められています。
時間や手間がかかる案件でも、困っている人をそのままにしたくない
ーー労働事件以外ではどのような案件を手掛けているのですか。
相続や不動産、債権回収などですね。最近は養育費の不払いに伴う強制執行なども増えています。弁護士で取り立てまでやる人はあまりいないのですが、私は自分の目で結果を確認したいので、現場に立ち会っています。
最近、インターネットを利用した消費者事件や詐欺事件が増えていますが、相手の特定が難しいことなどから、泣き寝入りしてしまう被害者が多いようです。
私は依頼されたら相手を探し出して回収するまで、徹底的にやるタイプです。正義感が強いと自分では思っていませんが、困っている人がいて依頼してくれる人がいるなら、とことんまで戦います。
選択肢と選ぶ材料を提示して、本当に望む解決を一緒に考える
ーー弁護士にもいろいろなタイプがあって、なるべく穏便に示談や調停で解決を探る弁護士もいれば、いざとなれば裁判も辞さず戦うタイプもいるとか。
私はまさに後者ですね。でもそれも依頼者がどんな解決を希望しているかによります。面談の際に「関係ないかも」と思っているようなことでも話してもらったうえで、どういう選択肢があって、それぞれにどんなメリットデメリットがあるかを説明し、どういう解決を望むかを一緒に考えていきます。
決めるのはあくまでも依頼者本人です。私は事件の見通しやスケジュール、請求できるであろう金額やリスクといった判断材料をなるべく多く提供して、依頼者が望む解決に少しでも近づくため、全力を尽くします。