「依頼者が勇気をもって話してくれる悩みを、最後まで誠意をもって」交通事故・離婚問題に注力
理系からロースクールへ
ーー弁護士を目指したきっかけと、その理由をお聞かせください。
もともと理系で、工学部の修士課程まで進みました。当時は弁護士になろうとは全く考えていなかったので、一般的な学生と同じように、カラオケにボーリングに麻雀にと思い切り遊び、アルバイトに精を出す日々でした。
大学院を卒業した後は、実家の寿司屋で経理やホールの仕事を手伝っていました。しかし、次第に「このままでいいのか」「手に職をつけて仕事がしたい」と思いが湧いてきて、そのとき、思い浮かんだのが、「人の役に立てる仕事」「比較的自由な働き方ができる」というイメージを持ってた弁護士だったんです。
そこから一念発起してロースクールに進学しました。
ーー理系からロースクールへ。法律を学ぶ上で苦労はなかったのでしょうか。
そこまで辛いとは思いませんでした。法律学は「論理を組み立てる学問」なので、理系的な考え方と似通っている部分があり、それほど抵抗がなかったのです。もちろん、司法試験の受験勉強自体は難しいものでしたが、しんどさは感じませんでしたね。
――弁護士の仕事は、以前抱いていたイメージとギャップはありますか。
「人の役に立てる仕事」というイメージについては、変わりありません。しかし、「比較的自由な働き方ができる仕事」という想像とは、少し違っていました。弁護士の仕事イコール個人事業主という印象があったので、好きな時に休めると思っていたのですが、今のところ無理ですね。むしろ、休みの日も稼働しなくてはいけない時があります。非常に忙しい職業ですね。
ーー特に注力している分野と、その理由をお聞かせください。
所属している事務所でもっとも多く受けているのが交通事故事件なので、自然と注力しています。被害者の代理人になることが多いですね。
交通事故の被害者は、適正な賠償額を知らないうちに加害者側と示談してしまい、きちんとした賠償を受けられないというケースがよくあります。また、そもそも加害者側の保険会社との交渉を負担に感じる方も少なくありません。
弁護士として両者のあいだに入ることで、被害者の負担を軽減でき、かつ適切な被害救済に貢献できることにやりがいを感じます。
依頼者の気持ちを大切に、最後までじっくり話を聞く
ーー仕事をするうえで心がけていることはありますか。
依頼者の話をよく聞くよう心がけています。依頼者は、弁護士に対して「トラブルを解決してほしい」だけでなく、「家族や知人にも相談できない悩みをじっくり聞いてほしい」という思いも持っています。依頼者が勇気をもって話してくれる悩みを、最後まで誠意をもって聞くことが大切だと考えています。その上で、弁護士としての見解を伝えるようにしていますね。
ーーこれまで弁護士として活動してきたなかで、印象的だったエピソードを教えてください。
冷凍食品の卸をしていた会社の破産事件を担当したときのエピソードです。その会社の財産を整理して換金し、債権者に分配しないといけないので、私も巨大な業務用冷蔵庫の中に入り、換金可能な冷凍食品を仕分けする作業に参加しました。
マイナス20度の冷凍庫内では、長時間の作業をすることはできないので、出たり入ったりしながら、ひたすら冷凍食品の仕分け作業をするんです。これが、体力的に非常にきつい。「弁護士はこんな作業もしなくちゃいけないんだな」と印象に残りましたね。
ーー休日をどのように過ごしていますか。
最近は、ゴルフをしていることが多いですね。2年前に、先輩に誘われて初めてゴルフをしたのですが、その時からハマってしまいました。家にいる時は、AmazonプライムやU-NEXT、Netflixなどで映画を観ています。
ーー今後の展望をお聞かせください。
現在は主に交通事故案件に携わっていますが、自動車技術の発達で、交通事故も徐々に減っていくのではと考えています。今後は、相続事件や不動産関係の事件でさらに経験を積んで、様々な分野で依頼者の信頼を得られるような弁護士になりたいと思っています
ーー自身の強みは何でしょうか。
「キャラクター」ではないかと思っています。これまで、依頼者含めいろいろな方々から「話しやすい」と言ってもらえることが多いのです。このキャラクターを生かして、たくさんの事件を受任していきたいですね。
あとは、理系出身ならではですが、計算数式に苦手意識がない点は私ならではの強みではないかと感じています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる人に、先生からメッセージをお願いします。
相続案件や交通事故案件など、法律的なトラブルは、意外と身近に潜んでいます。少しでも気になることがあれば、早めに弁護士に相談してください。専門家に迅速に相談してもらうことで、トラブルの解決はもちろん、トラブルが起こること自体を未然に防止することができるかもしれません。
さまざまな角度からの解決方法を提示することも可能です。なにより、私たちに悩みを打ち明けてもらえるだけでも、精神的に少し楽になるのではと思います。ぜひ気軽に弁護士を頼ってください。