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【詐欺】【執行猶予】オレオレ詐欺の受け子の事案で、被害者全員と示談を成立させ執行猶予判決を獲得。
相談前の状況 息子がオレオレ詐欺の受け子をして逮捕勾留中だという親御さんからの相談でした。再逮捕もされた上で既に何件か起訴された段階での相談でした。国選弁護人が選任されていましたが、連絡はあまりとれておらず、余罪の数や被害金額や手口など詳細な事情は何も把握していらっしゃいませんでしたので、まずはご本人と接見してから具体的な弁護方針を提示することにしました。
解決への流れ
本人と接見したところ、バイト感覚でネットで応募して受け子をやったとのことでした。3件やって4件目に現行犯逮捕されたとのことでした。被害者総額は1000万円を超えていました。4件すべて起訴されていました。オレオレ詐欺事件では厳罰傾向があり、執行猶予が付かない実刑判決になる可能性が非常に高い事案ではありますが、量刑を少しでも軽くするためには被害弁償が有効であるため、示談活動をすることにしました。
とはいえ、ご本人は一切の報酬を受け取っておらず、詐取金もすべて組織の上の者に渡してしまっていたため、被害弁償を単独ですることが不可能でした。そこで、親御さんの協力を得て、分割払いでの被害弁償を申し込み示談交渉をしました。そして、被害者全員と面会し示談交渉をした結果、被害者全員と示談を成立させることに成功しました。その後、公判弁護活動を行い、執行猶予判決を獲得することができました。
永田 将騎 弁護士からのコメント
本件はいわゆるオレオレ詐欺の受け子の事案です。オレオレ詐欺等の特殊詐欺事件は厳罰傾向があり、前科がなくても実刑判決になる可能性が非常に高い事件類型です。ポイントは被害者全員と示談が成立したことだと思います。本人は支払い能力が乏しかったことから、親御さんに保証人になってもらうなどの工夫をしました。
また、被害者の中には同情してくれる方までおり、嘆願書まで書いていただくことができました。もちろん、本人の真摯な反省が前提だとは思いますが、このような弁護活動の結果執行猶予判決を獲得できました。
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